会 場 ひとまち交流館 京都
参加者 プログラムに参加した児童館より 7名
京都市児童館学童連盟より 1名
(特活)日本NPOセンターより 1名
(特活)きょうとNPOセンターより 2名
厳しい寒さが少しだけ和らいだ3月初旬に、
2010年度の報告会を実施致しました。
冒頭、きょうとNPOセンターの平尾より、
参加して頂いた皆さまへのあいさつを行ったのち、
各児童館から事業の報告を行って頂きました。
事業の紹介だけでなく、NPOと協働したことで得られた、
成果・気づきなどを中心に報告して頂きました。
「児童館だけで取り組んでいては行えなかった」
というご意見が多数出ていました。
参加した子どもたちや保護者の方々それぞれに、
気づきがあったことはもちろんのこと、
プログラムに参加したNPOにも、
同様の気づきは得られたのではないでしょうか。
子どもたちを地域ぐるみで支えていくためにも、
一層協働・連携は必要であります。
今回はその協働・連携によってもたらされる可能性を、
強く感じることが出来たプログラムであったと思っています。
文責:きょうとNPOセンター 塩田
猛暑の夏が過ぎた頃・・・毎年恒例行事となってきた「冬の花脊山の家」の話が子どもたちの中で持ち上がってきました。
「今年も行くよな?」「夏が暑かったから雪すごいんちゃう!」と勝手な妄想を次々と広げる子どもたち。10月の半ば、芦生自然学校の方と花脊山の家の方と打ち合わせ会議があり、「子どもたちが夏、暑かったから今年は雪あると確信を持っているのですが・・・」と
お伝えしたところ・・・芦生自然学校・花脊山の家の両方から「う~ん今のところは何とも言えませんねぇ~」と一言。
職員は不安と期待を持ちながら花脊山の家を後にしました。
年末・・・京都市内は大雪となりました。
1月に入り、子どもたちの期待は大・大・大!
花脊のホームページを見てはバンザイ!!!なんと積雪60~80センチは当たり前!!
大人のひざくらいまで雪はあるとのこと・・・そんなに雪があって大丈夫か?と不安にも
なりつつ、当日を迎える事となりました。
当日の朝、バスに乗り込むなり歌をうたったり、笑ったりとテンションアップな子どもたち。花脊山の家に到着後、おっか―とゆうかちゃんに再会・初対面。
自己紹介を交えながらお弁当の時間。休憩時間に部屋割を自分たちで決めることになったのですが、もめたのは言うまでもなく・・・・・・。
気分を取りなおし、いざ、雪山へ!スノーシューを履いてハイキング・・が、スノーシューを履くのがほとんど初体験な子どもたち。なんとか、準備ができ出発!
辺り一面、雪だらけ。途中、鹿の寝ていた所があったり杉の木の説明をしてもらったり、
目を盗んでは雪に飛び込んでみたり(笑)帰りはスノーシューを履いて、走って降りる子どもとおしりそりを使い滑って降りる子どもと分かれて雪山を下山。
走って降りる方は勢いよく!滑って降りる方は楽しく!思い思いの雪山を楽しみました。
今年の冬の夜の体験は「ミニかまくら灯篭」を作ろう!!!グループに分かれてする子どもや一人でせっせとする子どもと様々でしたが、必死にミニかまくらを作りろうそくで
火を灯した瞬間はとても幻想的でした。今回、この案を出して実現させてくれたのはおっかーの一言でした。素敵な自然を体験できた時間でした。
部屋に戻って、みんなでおやつパーティー?軽食パーティー?パンを食べたり、スープを飲んだり、会話を楽しみながら優雅なひと時を過ごしました。
そろそろ就寝のはず・・・2日目があるけど、みんな寝なくて大丈夫?と心配しましたが、
かなりのお疲れに23時ごろには爆睡メンバーがほとんど。
2日目の朝、あります!雪!プログラム内容は「夢中になって雪あそび!」。
雪がいっぱいある事に大興奮の子どもたちは、プログラムが始まってもいないのに雪と戯れる。ビーチフラッグの雪バージョン、雪フラッグ?!
フラッグはヒノキと杉の木を使用。おっか―が言う方を取ってくる。最初は、見えて置いてありましたが、慣れてきたら雪の中にヒノキと杉を隠し、枝だけが出ている状態に。
職員も参加しましたが、この時ばかりは大人げないという言葉はいりません。子どもに負けまいと必死でした(笑)
雪合戦をしたり、雪の上に寝てみたり・・・去年おっかーとゆうかちゃんに「雪に飢えた子どもたちがいる」とつぶやかれましたが、今年も雪に飢えまくりの子どもたち!
もう雪はいいわ!となるくらい夢中で雪と遊びました。
残念ながら、雪はもういいわ!とはならなかった様で・・・もう来年の事を考え出す子どもたち(苦笑)
今回、昨年まで参加していた、中学生3名と公益社団法人京都市児童館学童連盟より
谷山主任が応援で参加していただき、子どもたちも不安なくプログラムに参加でき、2日間ケガや病気もなく無事に嵐山まで帰ってこれました。
子どもたちのために花脊の方に何度も足を運んで下見をして、プログラムを考えていただいた、芦生自然学校のおっかーとゆうかちゃんに感謝しさよならをしました。
この事業を通してお二人に出会い、色々な自然について学んできました。ただプログラムをするだけでなく、親・児童館職員以外の大人との関わりを持ち、人として色々な事を学ばせてもらった様な気がします。
子どもたちも人として少し大きく成長して帰って来たように思います。来年も雪がありますように・・・。
場所:宇多野ユースホステル
今回はPENS(「人」づくりと「場」づくりの学校)の皆さんと宇多野ユースホステル佐藤さんに
ご協力していただき自然の中での野外料理作りを体験してきました!!
前日に子どもたちと一緒にスーパーへ買い物。
明日のメニューを想像しながら食材を選ぶ子どもたち・・・
「先生!砂糖ってこんなに種類あるんや!」
「どれがおいしくできるんやろ~」 「グラニュー糖にする?」(笑)
そんな会話を子どもたちと楽しみながら明日のお買い物は無事終了。
おいしくできるかな~楽しみ~だね❤
雲行きがあやしい天気・・・雨が降りませんように・・・
当日、お天気を心配しながら全員が集合し、児童館では館長先生の挨拶からはじまります。
「今日は先生たちは何も言いません。自分たちで考えて行動すること。
最後にはなんでもいいので1つ感想がいえるように楽しんで!!」
と2つの言葉は子どもたちにどのように伝わったのでしょうか・・・
嵯峨野児童館を出発して帷子の辻から鳴滝まで嵐電に・・・
そこで「鳥の丸焼きってどうするの?」と質問がありました。
「まず・・鳥を捕まえて、毛をむしって・・・」
「げぇ~!!」
「そんなん食べられへんわ~」
と話しをしながら電車に乗りました。
鳴滝からは徒歩。
歩くこと20分。宇多野ユースホステルに到着!!
早速 野外炊事場に移動しPENSの砂山さんにご挨拶
砂山さんから今日の注意事項についてのお話しを聞きます。
~この時館長は子どもたちに鳥を捕まえると言っていることをナイショで伝えました。~
今日のメニューは "1斗缶で作る鳥の丸焼き・ダンボールで作るピザ"です
「さあ今から 鳥つかまえにいくぞ!!」と砂山さんの声に「え~!!うそ~!!」
「やっぱり ホンマやったんや!!」
とびっくりする子どもたち(笑)。
一緒に参加していた幼児さんは・・「今、白い鳥が見えた!!走ってた!!」
大人はちょっぴり笑ってしまいました❤
一通り説明も聞き・・・ さあ!野外料理作りのはじまりです。
2つのグループに分けスタート!
まずは火おこし!!
「どんな風に木を組んだら良く燃えるのかな?・・・」子どもたちはいっぱい考えます。
そして大学生のお兄さん・お姉さんにいろいろアイデアを出し進めていく子どもたち。
なんだか頼もしい姿です。
時間を追うごとに子どもたちの顔がどんどん変わっていきます。自分たちで考え動きます!
そのいつもの姿とは違ったしっかりとした表情に子どもたちの力を感じます!!
別のグループは鳥に下味をつけます。
「なんか 気持ち悪い~」「足ついてる~」と鳥の丸々一匹の姿を見た子どもたちはびっくりです!!
「ここはおしりかな~?」
なんやかんや "わーわー"いいながら下味をつけ1斗缶のかまどの中へ・・・
「どうかおいしく焼けますように・・・」と願いを込めて蓋をします。
つぎは 子どもたちのだ~い好
きなピザ作りです!!
一人ひとりの自分だけのピザ❤
材料をはかり、粉をこね 少し発酵するのを待ちます。
ワクワク❤どきどき。
さあ~鳥はどうなっているんだろう・・・?
おいしく焼けてるかな~
1斗缶の蓋を開けてみると・・・
「にわとり」から「鳥肉」に変った瞬間!!
「うわ~おいしそう!!」
中にはおいしそうな色に焼けた鳥が姿を見せました。
「TVにでてくるクリスマスの鳥や~!!」
「早く食べたい!!」といい匂いとおいしそうな姿に感動する子どもたち。
そんな子どもたちのワクワク・ドキドキを感じほほえましく見ていると雨がパラパラ・・・
もう少し待って~と祈る思いで空を見上げます。
あともう少し・・・あともう少し・・・
今度はダンボール釜作り・・
ダンボールにキレイにアルミを貼ります。
これがなかなか難しそう・・・ちょっと苦戦しています!!
でも このアルミを隙間なくはらないとダンボールが燃えてしまっておいしいピザができません。
アルミが破れても・・破れても・・頑張る子どもたち。
やっとの思いでダンボール釜が完成!!
釜も無事完成し
仕上げはピザのトッピング❤
ふっくらとふくらんだ生地を丸め自分だけのMYピザを作ります!
ピザソースを塗って、トマト・オニオン・ピーマン・ベーコンおいしくできるかな・・・
トッピングができたら
いよいよ釜戸へ・・
ここでも「おいしくな~れ!おいしくな~れ」と願いを込めピザを釜の中へ・・・
とその時雨が降り出しました。
空を見上げるとやみそうにもない・・・
場所を屋根の下に移動し焼けるピザを心配つつお昼の用意。
ボランティアのお兄さん・お姉さんに火の加減を見てもらい順番にピザが
焼けるのを待ちます。
さあ!おいしそうなピザの完成!!
トマトたっぷり・チーズたっぷり・まん丸ピザ・世界に1つだけ、自分だけのピザ。
本日のお料理もそろったところでお昼ごはんの始まりです。
「いただきま~す!!」
「おいしい~」
「鳥おいしい~」
「ピザおいしい~」と
一緒に手伝ってくれたお兄さん・お姉さんと一緒にご飯を食べることも嬉しくて子どもたちは
笑顔いっぱい!!おいしさいっぱい!!
館長先生と松本先生の作ってくれた豚汁も一緒に食べました(*^_^*)
あったかくてとてもおいしかったです。
「あっ 火事や!!」
食べるのに夢中だった時、火柱があがったダンボールオーブンは焼けてしまいました。
火の怖さもここで体験しました。
食事も終わりほっとする間もなく
もう帰る時間に・・・
後片付けをし帰る準備をします。
ちょっと寂しい・・・ね
輪になり最後の挨拶。今日は1日本当にありがとうございました。
ほんとに楽しい時間でした。
大学生のお兄さん・お姉さん そして準備をしていただいた砂山さん。宇多野ユースホステルの佐藤さん
ほんとにありがとうございました。
こどもたちは日頃経験できないような体験をし1日楽しんだのではないか思います。
また、大学生の方々との交流はとても良かったと感じます。
子ども達の笑顔やワクワク・ドキドキした表情・来た時より成長した姿も見ることができました。
今回1つでも何か感じたことをこれからに生かしてもらえたらいいなと思います。
PENSの皆さんをはじめ、宇多野ユースホステルの方々・今回このような企画にご協力いただいたNPOセンター
の平尾さん本当にありがとうございました。
参加者:乳幼児親子20組
以前よりお母さんたちから要望のあったアロマ講座です♪
講師にNPOヴェルジュ代表であるアロマセラピストの安川淳子さんを
むかえ、まずはお母さんのストレスチェックから!
希望者2名のお母さんのストレス度を測ります。
13と23...ストレス度はそんなに高くないようです。
後半にもう一度チェックすることに...
さて本題です。
『アロマってご存知ですか?』
安川さんの質問に首をかしげるお母さん。以前から興味はあったけど、
どの香りを選んでどのように使っていいのかわからなかった
お母さんも多く、安川さんのお話に感心することばかりです。
『香りって脳にも伝わっているんですよ』
お話を聞きながら様々な香りを嗅いでいってもらいます。
ティートリーにパイン(松)にローズゼラニウム...
聞いたこと嗅いだことのない香りもあり子どもたちも興味津々です。
眠れない時、枕もとに数滴好きな香りを垂らしてみるとすごく眠れるもの、
花粉症や風邪の予防効果があるものなど香りによって、
さまざまな効果があってびっくり!
ただ、自分が嫌だなと思う香りをいくら嗅いでも効果は出ないようです。
何より自分が好きな香り、ほっとする香りを選ぶことが、
アロマテラピーを取り入れる上で重要なポイントなんだそうです。
お話のあとはアロマスプレー作りです!
当初、先ほど嗅いだ香りのなかの3種類程度から好きな香りを選んで
スプレーにしてもらう予定でしたが、
『どんな香りがあるんですか?』
『さっき嗅いだ香り以外でもいいんですか?』
というお母さんの積極的な声に急遽変更!
持ってきていただいていたすべての精油の中から好きな香りを
選べることになりました♪
そうなると、今度はたくさんの精油の中から『どの香りにしよう』と選ぶのに大変!
じっくり時間をかけて『これっ!』という香りが決まったら、
ウォッカ(又はエタノール)の入った容器に精油を数滴入れてよく振ります。
さらに精製水を入れてよく振ったら出来上がりです♪
みなさんお好みのスプレーが作れたようです。
それからブルーベリー&カシスのハーブティを飲んでほっと一息♪
子どもたちも思わず一口...
さいごに最初測ったストレスチェックを同じお母さんでもう一度。
結果は...
13だったお母さんは11に、23だったお母さんは15にさがっていました!
この短い間にもお母さんは癒されていたようです♪
自身の子育て中の悩みや実体験を交えた安川さんのお話は、子育て中のお母さんに共感できるところも多く、『子どもの夜泣きにアロマを試したい』『インフルエンザ予防の話などとても参考になりました』などの感想をいただきました。また『アロマに興味があったのでいろいろ教えていただいてよかったです』『とても癒されました』など、何よりお母さん自身が楽しみリフレッシュする場になったようです♪
]]>いよいよおみこし作り開始です!
未来のおみこし作りのためにワークショップで、
「コウモリ」「ドラゴン」と作り創造力が膨らんだ子どもたち。
子どもたちが考えた未来のみこしの4体は......
「ライオン」 「モンスター」
「京都タワー」 「アメ」
① 下書き
大きな発砲スチロールに、下書きをしていきます。
正面から見た絵を描くのは簡単ですが、横や真上から見た図を想像して
描くのは難しく、子どもたちは頭をひねります。
「タワーって上から見るとどうなるの?」
タワー班は台所洗剤の容器を上から見ながら、
自分たちで工夫して下書きを完成させました。
②ナイフで削る
立体的なものを削るのは初めての子どもたちは、
「どこから削ればいいの?」と困惑した顔です。
そこで、まずは削ってもらいたいところを点線で囲い、
1番、2番と番号をふり、順番に削ってもらうことにしました。
「俺が押さえておくから、削ってくれる?」
と自分たちで役割分担をしながら、少しずつ削っていきます。
しかし3年生は学校から帰って来るのが遅く、
なかなか思うように削り進められません。
そこで3年生だけ6時まで児童館に残って削ることになりました。
「どうしよう、先生! 削りすぎた!」
「手で削ったら、発砲スチロールがぼろぼろして面白い~!」
最後はみんなで手や定規を使って削っていきました。
形に切れた発砲スチロールに色を塗って完成です!
「俺たちのみこし、やっとできたな~!」
「みんなで作ったおみこしやし、壊れんようにしなあかんな!」
20周年記念 バザー本番
1.御霊入れの儀式
将軍神社禰宜さんに来ていただき、おみこしに御霊を
入れていただく儀式を行いました。
「神様、もうおみこしの中に入ったの?」
と不思議そうな顔の子どもたち。
おごそかな儀式の中、いつもは元気な子どもたちも
この時ばかりは神妙な顔です。
2.パタパタが回転してあらわれたのは......!
実はおみこしには、パタパタと回転して絵が現れる
仕掛けをつけていました。
パタパタが回転して現れたのは、
投票で1位になった「未来の児童館」の絵です!
「あれ、私が描いた絵やねん! はずかしい~!」
3.ねり歩きスタート!
地域ボランティアの開幕太鼓でスタート!
「わっしょ~い!!」
と子どもたちの元気な声が響き渡ります。
何度か休憩をはさみながら、3年生が交代でみこしを担ぎます。
「最初は軽いと思ってたけど、だんだん重くなってきた......」
「電信柱にぶつけちゃった!神様が怒ったらどうしよう~!」
折り返し地点を過ぎると、みんなの顔に疲れが見え始めます。
「疲れた~。まだ坂を登らなあかんのかぁ」
と言いながらも、頑張る3年生たち。
児童館前の最後の上り坂をこえて、
20周年バザーで盛り上がる児童館に帰ってきたみこしは、
大きな拍手で迎えられました。
「担ぐの大変やったけど、楽しかった!」
「発砲スチロールで工作するのを、
またみんなでやってみたい!」
みんなの力を一つにして、
頑張った子どもたち!!
①児童館で考える
・宮司さんの服装ってどんなの?「白い服と黒いズボンかな?」
「全身黒やと思う!」
・みこしの中身は何? 「神様が入ってるんじゃない?」
・かみさまはどこにいる? 「いろんなとこにいる」
・砂の山は何? 「きっと神様の遊び場やで」
子どもたちからはたくさんの思いがとびだしました。
②宮司さんのお話
神社の社務所という神聖な場所に、
いつもとちがう神妙な顔の子どもたち。
「神社って暗いねぇ~。ちょっと怖いなぁ」
「どこかに神様がいるのかな......?」
どんなお話が聞けるのか興味しんしんで、
目を輝かせていました。
宮司んは神社のこと、神さまのこと参拝の仕方などを
子どもたちにわかりやすく話してくださいました。
③質問タイム
★「参拝は、どうして二礼二拍一例なんですか?」
「神社のきまりです」
★「本殿の前の砂の山はなんですか?」
「昔、建物がなかった時代に神様が降りてきていただくための、
"よりしろ"として作られました」
★「パンフレットに書いてある"磐長姫命"とは何?」
「この神社に祭られている神様の名前です」
★「かみさまはどこにいるの?」
「みんなのまわりのいろいろなものの中におられます。
『八百万の神』といって、川や木、トイレにも神様がいます」
「トイレにも~!?」と目を丸くする子どもたち。
★「お神輿に乗っているのは何?」
「神様の御霊を御幣に入れる儀式を行います。
その御霊の入った御幣をお神輿にとりつけます」
こんな児童館ならいいなぁ
①未来の児童館ってどんなんかなぁ
「動物が人間みたいに住んでいて、
その動物たちといっしょに遊べる児童館」
「自由に移動して、帰りに送ってくれる児童館」
「迷路のような児童館」
「遊園地のような児童館」
「サッカー場がある児童館」
夢がいっぱい広がっていきました。
②人気のある未来の児童館は?
いっぱい集まった中から投票でみんなの夢の児童館を1つ選びました。
さて、1位に選ばれた児童館とは?
1階 動物園
2階 あそびの広場
3階 自由
4階 遊園地・おばけ屋敷
実施日 2010年11月25日(木) 午前10時30分~12時
会 場 京都市常磐野児童館・育成室
参加者 NPO(講師) 2名 NPOセンター 1名
保護者 23名 乳幼児 23名
講師 NPO法人 アレルギーネットワーク京都 ぴいちゃんねっと
代表 小谷 智恵 氏
黒田 由美子 氏
ぴいちゃんねっとではカフェも開催しているということで、3大アレルゲンの入っていないお菓子も用意してもらい、みんなで試食会をしました。
まず初めは手作りの良さを知ってもらうために、三種類の味噌汁の味比べから始まりました。
利き酒ならぬ利き味噌汁です。
この三種類の味噌汁はそれぞれ違う「だし」を使ってます。
三種類のだし・・・「かつお」「いりこ」「化学調味料の粉末だし」
これらを飲み比べて、使われているだしをクイズの回答形式で紙に書き、最後に答え合わせをすることになりました。正解者には景品も用意しているという事です。
常磐野児童館の近くにある八百屋さんのほうれん草を準備してくださいました。ここの野菜は無農薬で栽培しており、いつも旬のものが揃っているそうです。
早速①番の味噌汁から味見をしてもらうことに。
小さなカップに注ぎ、1番から順に配っていきました。
お母さんたちはじっくり味を確かめながら、解答用紙に書き込んでいました。
普段あまり気にしていなかった「だし」ですが、飲み比べると明らかに違いが分かります。
かつおの風味が広がってきて、飲み干した後もうまみが口の中に残る感じがしました。
だしのとり方にも違いがあるというお話もしてくださいました。
かつおはお湯からだしを取り、いりこは頭とはらわたを取り除き水から取るそうです。
今回は味を際立たせるためにあえて、頭もはらわたも付けたままだしを取ったということです。ちょっとの手間でこれだけ本格的な味がだせることに目から鱗でした。
味噌汁の味見が終わり、答えの記入が一段落したところで、
ティータイムに入りました。
三大アレルゲンである小麦・卵・牛乳を使っていない、米粉を使ったケーキとクッキーを用意していただきました。
小麦粉は油分を吸収しやすいので出来上がりがふっくらと仕上がりますが、米粉はそうでないため豆乳を泡立ててベーキングパウダーを加え、ふっくとした触感を出したそうです。
そういった工夫もひとつひとつのお菓子に込められています。
ケーキはしっとりとして口の中でふわっととけるような食感で、とてもおいしかったです。
クッキーはシンプルな味で、噛めば噛むほど素材の味が口の中に広がってきました。
美味しいお菓子を親子でじっくり味わってもらいました。
お菓子を食べてもらいながら、アレルギーの話題に移りました。
アレルギーのある子と関わったことがある方に手をあげてもらいました。3分の1くらいの方の手が挙がりました。
小谷さんからお母さんに「アレルギーのある子に対して周囲からどんな反応や言葉かけがありましたか?」と言う問いかけがあり、お母さんからは「大変やね」とか「かわいそう」という言葉があったという答えがありました。続けて、小谷さんからは「けれど、ほんとにかわいそうなんでしょうか?」
「その子達は食材を選んで調理したものしか食べられない、化学調味料の入ったものやジャンクフードは口にせず、いい材料、手作りの食事で育ちます。」
「だから、その子達は『ほんまもんの味』で育ったから『ほんまもんの味』しか知らないんです。」
だから、決して「かわいそう」ではないんですよ、ということを教えられました。
お話の後は、座っているお母さんたちに食品・食材のカードを配り、それがアレルギーのある子が食べられるか食べられないかを当てるクイズをしました。
出されたカードは、
「しょうゆ」「ハム」「味付け海苔」「焼きそばの麺」「素うどん」「納豆」「ごはん」「目玉焼き」
「かまぼこ」「味噌」「食パン」「ゼリー」「ハンバーグ」「スパゲッティ」「めざし」「肉じゃが」
などの、普段私たちが口にするものばかりです。
カードを一枚ずつ配り、食べられるグループと食べられないグループに分かれてもらいました。そして答え合わせをしていくと、思った以上にアレルゲンや添加物の含まれている食材が多いことを知らされました。
「醤油」や「味噌」は小麦が入っているものがあるので、原材料を確認する必要があります。
「食パン」も小麦や牛乳が入ってます。
最近は米粉を使用した食パンも増えてますが、パンやさんでは作る際に「小麦グルテン」を入れるところがあるそうなので、買う時に確認してもらったらいいということです。
「ゼリー」は何からできているか?ゼラチンです。では、そのゼラチンは何からできているか?ということまでは、あまり考えませんが、ゼラチンは牛の骨髄などから作られるそうなので、牛乳アレルギーのきつい人には反応が出るそうです。
「ハム」は一般的なものは大抵「発色剤」というものが添加物で使われているので、肉の色が鮮やかになっているということです。
「肉じゃが」は、食材そのものは問題なくても使用する調味料にアレルゲンが含まれている場合があるので、調味料が何からできているものかを知って使わなければいません。
など、それぞれの材料について丁寧な解説をしていだだきました。
食べられるもの食べられないものがあるからこそ意識して原材料の表示を確認し、何が入っているのかを知ろうとします。
そして調理の際も調味料から選んで使わなければいけないので、自然に無添加で手作りの料理を子どもに作ります。
確かに大変ですが、そういうことの積み重ねを経て知識を身につけ、調理方法についても考え工夫していく中で、お母さんたちは賢くなり、子どもたちは「ほんまもんの味」で育てられていきます。
小谷さん自身の体験をふまえたお話を、参加されたお母さんたちはうなずきながら聞き入っていました。
その後質問なども受け付けて食育のお話は終了しました。
最後に味噌汁の答え合わせをしました。
正解は①いりこだし ②粉末だし ③かつおだし でした。
10名くらいのお母さんが全問正解でしたが、景品のほういれん草の数が少し足りなかったので、もう一問クイズが出題されました。
「カボチャの旬は春・夏・秋・冬のいつでしょうか?」という問題で、答えは「夏」でした。
「野菜は旬に一番栄養が豊富で、病気や虫にも強い」そうです。
最後まで勉強になりました。
今日のお話で、アレルギーのあるなしにかかわらず食事がどれだけ大切なもので、一つ一つの食材を丁寧に見て選び、調理に工夫をすることで豊かな生活につなげられるということを教えていただきました。
]]>
当日お天気にもめぐまれて、大文字山へ出発!!
参加者は小学生12人高校生1人大人6人の総勢19人!
この日は紅葉観光の方がたくさんおられ銀閣寺周辺は賑わっていました。
登山での注意事項を聞きいざ!!大文字山へ・・
行ってきま~す!!
いつもお世話になっている地域の津崎さんも一緒に登っていただきました。
大文字山を目指しわくわく・ドキドキ、お土産屋さんを横目に参道を行く子どもたち。
いよいよ山道へ。行きかう人に「こんにちは!」と元気に挨拶して登ります!
大人は「はあ~はあ~」結構疲れてました(*_*;子どもたちの足の早いこと・・
横には大文字送り火で使われる薪が置いてあったよ!
途中ちょっと休憩♪
この階段を登るよいよいよ「大」文字へ・・・さあ~上はどんな景色が広がっているのか?
子どもたちはウキウキして一歩一歩階段を登っていきます。
嬉しくて駆け足で上る子どもたち。
京都を一望できるすばらしい景色が広がっていてみんな「すご~い!!」「きれ~い!!」と
子どもたちは大文字山からみる景色に感動です!!
大文字の「大」の中心にて京都史跡ガイドボランティア協会の北林さんと合流。
大文字山についてのお話を聞き、大文字の名前の由来や歴史を教えていただきました。
北林さんのお話を熱心に聞く子どもたち!!
"京都タワー"の質問も飛び出たりして(笑)
子ども達は事前に考えてきた質問をしたり、写真を見せていただいたり楽しい時間を過ごしました。
北林さん本当にありがとうございました(*^_^*)
お弁当は「大」の字のいちばん上で食べました。景色を眺めながらのお弁当は格別!!
みんな"ニコニコ"(*^_^*)していましたよ。
やはり上はちょっと寒かったね。
下山してから疎水沿いにて、銀閣寺のお話しを聞きました。
なぜ銀閣寺は銀色をしていないのか・・・や子どもたちの質問に丁寧に答えていただきました。
最後のお楽しみは・・・昔ながらのアイス屋さんで、アイスを食べました。
「おいしかった~❤」ごちそうさまでした!!
始めての取り組みでしたが、この取り組みをとうして新しい方との出会い・交流ができたことは
子どもたちも職員もとても良かったです。
今回大文字・銀閣寺について事前に考えてくること・調べてくることを決め当日に望みました。
子どもたちは自分なりにたくさん調べ、質問も考えてきました。
子どもたちと当日までにどのように進め伝えていくのか・・・子どもの気持ちを盛り上げていくには・・・?
を考えて進めていくことで、当日の子どもへの伝わり方が違ってくることを実感しました。
今回お世話になりました北林さん本当にありがとうございました。
日頃、京都検定も取得し、京都ガイドの専門家として活躍されている北林さんも、子どもたちを対象としたガイドともなると、いかに分かりやすく伝えるかで四苦八苦!!
銀閣寺の東山文化「わびさび」をどう表現し伝えるかで、頭を捻られている姿が大変印象的でした。
また、子どもたちの「なに、なぜ」というピュアな質問や「元気」は、このプログラムの醍醐味として
世代を超えた関係性・地域社会との絆を感じさせる大切な場面づくりとなりました。
子どもたちや児童館スタッフから「また、来年も!」という期待の声は、私たちの励みとなり
気合いが入ります!
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実施日 2010年11月10日(水)午前11時-12時20分
会 場 京都市深草児童館・遊戯室
参加者 NPO(講師) 2人 NPOセンター 1人
保護者 32人 乳幼児 33人
児童館職員 5人 アルバイト職員 2人
講 師 NPO法人子育て支援コミュニティおふぃすパワーアップ
代表 丸橋 泰子 氏
堀内 仁美 氏
2回目の協働事業
京都市深草児童館では,10月に地元のNPO法人「竹と緑」といっしょになっての「ものづくり教室・竹の貯金箱づくり」を行いました。子どものための児童館とNPOの協働事業の第2弾は,乳幼児のお母さんを対象にした食育講座をすることにしました。
日頃の乳幼児クラブで,子どもの食事のことでの不安や悩みがお母さんたちから職員に出されていましたが,なかなか適切にアドバイスすることが出来ないでいました。
そこで,食育の専門家を招いて食育講座をしようとなったものです。
アンケートの実施
お母さんたちの「食」に対する疑問や悩み等をより多く聞かせてもらうために,食育講座の1ヶ月前からアンケートを行いました。アンケートには多くのお母さんから,「同じものしか食べない」「最近特に食べなくなりほとほと困っています」など,子どもの食育についての悩みや質問が出されました。
乳幼児連れのお母さんで児童館が満員に
食育講座当日は,お母さんと乳幼児さんで,児童館は満員に。特に,お母さんがお話を聞く間の託児室は乳幼児さんでいっぱい。眠る子や泣き止まない子もいましたが,はじめての子と仲良く遊ぶ子も。
お母さんの笑顔で楽しい食卓を
いよいよ講座の始まり。はじめに,おふぃすパワーアップ代表の丸橋泰子さんから,おふぃすパワーアップの活動内容や出版物紹介に続いて,孤独な食事,食事抜き,家族別々の献立など,「食」をめぐる状況についての説明の後,「お母さんが主役,お母さんが笑顔だと,
子どもさんも幸せ」と楽しい食卓を心掛けることと,その中でのお母さんの役割を話され,来場のお母さんたちを激励されました。
体の原材料、栄養のことそしてだいじなウンチ
続いて堀内仁美さんから食育の基本からのお話がありました。人間は「食べる」ことで,それだけ大きくなります。「いただきます」は肉や魚だけでなく野菜も含めて,尊い命をいただくことへの感謝の気持ちを表し,「ごちそうさま」は,料理を作ってもらった人への感謝の気持ちです。
「人」を「良」くすると書いて「食」という字になる,養生には「食」の字が含まれているように,食べることは命の土台・根底を作ることです。あまりにもモノがありすぎる時代だから,どれを食べてよいか迷いますが,たいせつなのは,親子で食を選ぶ力(選食力)をつけることです。
この後,人間の体の原材料や5大栄養素の話をされ,バランスのよい食事を心掛けることが必要で,そのうえからも日本の昔から伝統的に食べられているもののよさを説明されました。
また,「食べたら出す」というあたりまえのことですが,だいじなウンチの話もされ,子どもさんのウンチの臭い・形・色などよく観察して健康管理に役立てるようアドバイスがありました。
講演の最後に,食をたいせつにすることは,それを食べる人の命をたいせつにすることであり,言葉の通じない小さな子どもでも,食をたいせつにすることで,愛されていることを感じるのです,と心に響くメッセージで締めくくられました。
うちの子だいじょうぶ
講演の後,事前アンケートで出された食育に関する疑問や質問に対して,講師から回答がありました。アンケートでの質問を更に突っ込んで聞きたいことや,関連することなど,おかあさんからは次々と手が上がっての追加質問。これにも,講師から丁寧なお答えをいただきました。
本物を味わおう
この日の食育講座のラストは,本物の出汁を味わってもらおう,と昆布と鰹節でつくった出汁を参加者一同味わいました。昆布と鰹節でつくったといっても,料理屋さんのように本格的なものではなく,簡単にできるもので,手軽に本物の味をつくるきっかけとなったのではないでしょうか。
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愛宕登山3年目!!!
山は、こどもたちに何を感じさせてくれるのだろう
1年目は定員15名を集めることも大変だったこの取組み。
ところが、今年は「まだまにあう?」と
こどもたちが、ドドドドーっと児童館に押し寄せて大人気です。
山登り(笑)
事前学習の様子
愛宕山について(歴史・登山の注意点など)学ぼう。という時間なのに、おやつパーティーが始まりました。しかも全て梅味(タブレット・干し梅・カリカリ梅など5種類)去年の愛宕登山で大槻さん(京都愛宕研究会)が疲れたこどもたちにくれはったのが、干し梅!!それを覚えていたこどもがはりきって持ってきたのでした。面白いですよね。
パーティーの後は、きちんと学習。
日本で2番に高い山はどこでしょう?
「火迺要慎」これはなんと読むでしょう?などなどたくさんのこと教えてもらい
さらに、大槻さんが今年登られた世界の山(ペルーなど)の写真も見せてもらって(大槻さんから、こどもらに世界の大きさを見せてはどうかという提案があり)大自然がたくさんの写真に私は・・・大興奮。こどもたちにも、世界の大きさが少しは伝わったかな・・。
当日は 晴天と紅葉で最高の登山日和。
準備体操をして、いざ頂上へ!!
3年続けて登るこどもは、自慢げに「3年目やし楽勝!」と余裕な様子。
初めてのこどもたちは、「トイレー」「ムリー」「休憩まだ―」とぐずぐず。「山はチームワークが大切」と大槻さんもおっしゃてました。
そこで、「心の支えのつえ(笑)はみんなで順番に使いー」「しりとりしよう」と声かけ、私の過去なの話しなどもしました。(こどもたち爆笑)休憩の度のおやつ交換(大槻さんは全員にレーズンを。来年はレーズンが流行ると思います。)もこどもの元気復活になりました。あの手この手を使い、3時間かけようやく頂上に着きました。
頂上では、お弁当を食べ、マル秘企画"頂上でぜんざいを食べよう"を決行!!!
ぜんざいを作り食べました。疲れた体になんとも優しい味。お弁当の後なのに、おかわり続出(最高4杯食べたこどもがいました。)重たい荷物を
背負ってまで(背負って下さった方々感謝!)
作ったかいがありました。モリモリ食べた後は、そう!!鬼ごっこ。ということで、鬼ごっこ。走る走る。こどもは元気です。
その後、頂上にある愛宕神社にて御祈祷「一生、火の災いに合いませんように」とみんな真面目な表情で祈ってました。御祈祷や頂上でしか売っていないお札を買うのに他の登山者でかなり混雑!想以上に混雑下山予定時刻がすぎ、ひやひやしましたが(帰りのバスが1時間に1本なので)無事に「火迺要慎」のお札を買い、頂上ではあっという間の時間が過ぎていきました。
下山は、リュックが軽くなったこともあり、早い早い。約2時間で無事下山することができました。
今年で3年目となる愛宕山でしたが、こどもたちの笑顔、こどもたちの感想を読んだ時、その後のこどもたちとの距離、3年続けてきたことで、私自身、心にも体にも余裕があり、今年はこどもの心に寄り添いながら楽しく登山ができたと感じました。
山登りを通して、感じたチームワークの大切さ、しんどい思いの中にある達成感など、それぞれの感じたことを大切にしてほしいと思います。
御協力頂きました皆様、本当にありがとうございました!
実施日:2010年10月8日
児童館20周年記念の取り組みの一つとして、
学童クラブでみこし作りを計画しました。
立体的なみこしのイメージをふくらますために、
シアターズーイの郷田さんにお願いして、
子どもたちと共に立体づくりに挑戦することになりました。
「子どもたちの個性豊かなみこし」
「20周年を迎え、これからの未来に向かうみこし」
「立体的なものを作りたい!」
という思いで、まず新聞紙やペットボトルなど身近な材料を使い、
イメージを膨らませてみようということになりました。
まず最初は感覚あそびです。
「新聞をまるめる時どんな音がする?」
「じゃあ、ビニールナイロンをくしゃくしゃすると?」
ペットボトルを吹いてみたり、新聞をまるめたり、ナイロン袋に
空気を入れてボールしたりと、五感をめいっぱい使って遊びました。
そしていよいよ立体工作づくりです。
みこしを作るにあたって子どもたちが考えたアイディアのなかから、
『コウモリ』と『ドラゴン』の2つのグループに分かれて作業開始です。
★ドラゴングループ★
「ドラゴンの胴体は何する?」
と大きな段ボールを六角形にして土台にして、
ドラゴンへの思いが盛り上がってきました。
次はもとの絵から
「じゃあ羽は何でつくる?」
「針金で作ろう!」
と3年生の男の子2人がろう下に出て針金で形を作り、
紙を貼る細かい作業をします。
★コウモリグループ★
コウモリグループでは郷田さんの「まず同体を大きな段ボールでつくろうか」という声かけから、まず同体から作ることに。
土台がきまり立体のイメージがわいてくると、
子どもたちからどんどんアイディアがでてきます!
「目は飛び出すようにペットボトルでつくろう!」
「大きなツノは銀色にしたいなぁ。アルミホイルまく?」
「羽に青いビニールを張り付けたら?」
なかには何をしたら良いのかわからず、
「やりたくない......」と消極的だった子も。
しかし"ガムテープを切る係"や"段ボールを切る係"など
具体的な役割がわかると、
「羽はガムテープでしっかり止めたら?」
と意見を出して積極的に参加できました。
あっという間に1時間がたち、個性的なコウモリとドラゴンが完成しました。
出来上がったコウモリとドラゴンを見て、子どもたちからは
「すごい! コウモリが飛びそう!」
「本当にドラゴンが火を吹いてるみたい。ちょっと怖いね~!」
との声が上がりました。
<ドラゴン> <コウモリ>
自分たちのアイデアを形にしていく楽しさを存分に味わった子どもたち。
次は本番のみこし作りへ「エイ・エイ・オー!」
実施日 2010年10月1日(土)
会 場 京都市深草児童館
参加者 NPO 8人
児童 43人 児童館職員 3人 児童館運営委員 1人
はじめて取り組む協働事業
京都市深草児童館では,今年の5月に地域の方の協力を得た木製キーホルダーをつくる木工教室を行いました。この「ものづくり教室」の第2弾をやろうと思っていた矢先に,「子どものための児童館とNPOの協働事業」の話しが舞い込み,「これは地元深草の竹を使った竹細工しかない」と,早速NPO「竹と緑」と相談。「小学生でも出来る竹細工となると,そりゃ貯金箱やな」のアドバイスを受け,「竹の貯金箱づくり」教室開催となりました。
下準備はNPO「竹と緑」
竹の伐採,裁断,青皮剥がし,穴開けなど下準備は全面的に「竹と緑」にお願いしました。下準備ができた竹とともに8人の「竹と緑」のおじさんが緑のベストを着て京都市深草児童館に到着。
はじまりはじまり......紙芝居
竹の伐採,裁断,青皮剥がし,穴開けなど下準備は全面的に「竹と緑」にお願いしました。下準備ができた竹とともに8人の「竹と緑」のおじさんが緑のベストを着て京都市深草児童館に到着。
いよいよ,竹の貯金箱づくり教室の開会。館長先生や「竹と緑」のおじさんのあいさつのあと,深草の竹をテーマにした紙芝居のはじまりはじまり。おいしいタケノコをつくるために,1年間でどんな作業が必要なのか,おじさん達が描いた絵が続きます。
竹林では,春のタケノコ収穫の後,9-10月に間引きのため竹を伐採し,11-12月にやわらかい土を竹林一面に盛ります。この後は,春まで竹林にはいっさい入りません。
そして,春にはおいしいタケノコが土の下からにょっきり。
「竹と緑」のおじさんの話に聞き入り感心し,おじさんの「何で土を入れた後,竹林に入ったらあかんのや」などの質問にも,「はいっ」と手を上げ,ちゃんとこたえました。
まずはお手本......あせらない
紙芝居の後は,「竹と緑」のおじさんのお手本づくり。はじめは,鋸での青竹切り,続いて竹の青い皮を含む外周部分を鉈で切り落とす。この外周部分を切り落とさないと,外周部分と内側では竹の組織密度が違うため,後で竹が割れることになるからです。そして,外周部分を切り落とした竹に,鋸で貯金箱の穴を開けるのです。おじさんの作業にみんな熱心に見入りました。
待ちに待った貯金箱づくり
「竹と緑」のおじさんが鉈で外周部を割ってくれた竹筒をサンドペーパーで磨きます。次に鋸で竹筒に横一文字の穴を開けます。予め,おじさんがドリルで開けた2つの穴を繋げるように,鋸でギーコギーコと開けていきます。鋸が苦手の子は,おじさんに手助けしてもらったりして,なんとかみんな穴を開けることができました。
この後は,再度サンドペーパーで竹筒を磨き,つるつるにします。
いよいよ最後は,各自の思いで竹筒に絵を描きます。漫画を真似たものや,かわいい動物や花の絵など,みんな絵描きさんになったみたい。
「完成-」。絵が描き終わり,貯金箱のできあがり。みんなどれくらい貯金をするのかな。楽しみです。
今回,43名の子どもたちが,NPO「竹と緑」のおじさんの協力も得て,なんとか自力で自分の貯金箱を完成させたことは,子ども達にとっても,大きな自信に繋がるものと思います。ものづくりの実際を知らない子ども達が多い中で,目の前で竹から貯金箱になる過程を実際に見て制作体験をしたことで,ものづくりに対する関心を起こさせることができました。また,子ども達が自ら制作することで,モノを大切にする気持ちが養えたかなとも思っています。
]]>「今年も行くんやんな?」「雪あるん?」と子どもたち・・・。そう!花脊山の家の事!
早くも行く気満々で、待ちきれない様子。しかし・・・
「今年は雪がないかもしれません」と打ち合わせの時に花脊山の家の方から言われました。行くまでわからない!でも、職員は毎日、更新される花脊の雪の状況をみては、ため息の
連発でした。
当日のお天気は晴天。とても暖かく、「やっぱり花脊には雪ないんちゃう!!!」と少々、がっかりする子どもたちでしたが、バスが山の中に入るにつれて子どもたちのテンションは上がる・上がる。途中、バスのタイヤにチェーンをまいて。。。再び出発!
「あっ!し、鹿やっっ!」道中、鹿の群れに出会いました。
バスの中から、自然に触れる事ができた瞬間でした。
花脊山の家に到着後、おっかーとゆうかちゃんに1年ぶりに再会。初めての子は少し緊張した感じでした。
一緒にお弁当を食べ、一人ずつ自己紹介。なまえ・あだ名・好きな~(物、人、食べ物)
を言い、親交を深めていきました。
いよいよ一日目のプログラム①を開始!スノーシューを履いて山歩きに行く予定でしたが、雪がないので履かずにいざ、山歩きへ・・・山に入ると、少し雪が残っていて子どもたちは雪をさわる・さわる。とにかく雪を見るとみんな雪のほうへ・・・
おっかーの一言「雪に飢えた子どもたちだ・・・」本当にその通りでした(笑)
山の中には自然がいっぱい。ゆうかちゃんは植物博士!スギの木の葉っぱを少しちぎって
モミモミ・・・人間にとってはとてもいいにおいですが、動物にとってはくさいもの。
リフレッシュ効果があるそうですが、「くさいと思った人は、動物や!」って言われた子どもたちが何人か・・・。リフレッシュをしてまた出発!!!
氷になっているところがあったり、動物の足跡があったりと色々な発見があり、「もうムリ~」「はやい~」と文句も言いながら、なんとか登りきりました!
びわ湖が見える絶景ポイントへ移動したり、つららを見つけて取ったり、目隠しをして触った木を当てるゲームをしたり、ほうの木の実や葉っぱを触ったり、沢山の自然に触れ合いました。山を下りた子どもたちは満足、でも寒い・・・お風呂へいそげ!
夜は昨年に続き、シャボン玉を凍らせる実験と「雑巾をぬらしてブンブン振り回したら凍る?」と6年生の一言で実験開始!
雑巾は凍りました!!!!!!シャボン玉は・・・気温がそれほど低くないので、凍らなかったけど・・・普通ならすぐに割れるのに、割れないんです!かる~く手のひらでポンポンすることができました。
その後はみんなでおやつパーティー♪♪♪あんなにご飯をいっぱい食べたのに、別腹なのか、持っていったおやつはすべてなくなりました。
さぁ、就寝・・・いつまで起きてたのか・・・・・・・・。
二日目のプログラム②の開始!やっぱり晴天・雪がないという事で・・・屋外ゲーム!
負けずきらいチームとひかえめチームに分かれて、ゲーム。
前日、山歩きでおっかーやゆうかちゃんから教えてもらった事を思い出して・・・
おっかーに動物や植物の霊がおりてきます。それを聞いて、写真の所までダッシュ!
チーム対抗リレー!!正しい写真を持ってきたら正解☆
木と木の間にロープがはってあるのを触れずに通ります。体に触れると、おっかーからの
100万ボルトの電流のおしおきが!!!!!!!!!!
他にもみんなで輪になり手をつなぎ、ロープをくぐっていくゲームや名前を呼んでからボールを渡すゲームなどしました。簡単なゲームに思えますが、以外と難しかったです。
ゲーム終了後、お昼を食べていよいよ嵐山へ帰ります。
帰りたくないと言う子どもたち・・・おっかーとゆうかちゃんに来年も会いたい!と言う子どもたち・・・実現できたらお願いしますと声をかけ、バスに乗り込みました。]
今年の花脊は雪がなかったけど一泊二日、冬の自然を見て・聴いて・体感し、また仲間と一緒に助け合いながら活動する事を子どもたちは学べたと当時に、子どもたちがここまでできるんだという事を職員は改めて気づけた活動でした。
子どもたちの団結の良さには本当に感動しました。
来年は雪があることを願って・・・・
【参加者】
幼児の親子 15組
母親サークル 5人
アルバイト職員 2人
京北鉾杉塾メンバー 5人
昨年から、始めたNPOとの協働事業。対象年齢は高学年という事で、昨年に引き続き、今年の愛宕山も高学年対象の取組みとしていましたが・・・。黙っていないのが低学年のこどもたち「なんで4ねんからなん・・やりたい」「あたごさんいつのぼるの?」と気になる様子!
そりゃ、気になる。
という事で、前回(親子料理教室)対象を1年生からにしました。
そして、児童館には乳幼児の利用もたくさんあるという事で、乳幼児さんとも何かできないものかと、今回は、幼児とそのお母さん対象で「こけぼんさい作り」を企画しました。
協働いただくNPOには、京北町(たくさんの自然が残っていてとてもいいところ♪)から、京都鉾杉塾の方々に来て頂きました。異年齢交流です。
その場にいた、赤ちゃんを抱っこして、あやしながらこけづくりを見守るスタッフさん、こどもたちは枠になる木にクレヨンでお絵かき♪絵が書けたら次は木の鉢作り。釘とかなづちを使います。お母さんと一緒にトントントン♪できた鉢に土を入れ、こけを選び、飾りの植物も植えます。
「これはいい。これもいい」とほめ上手なスタッフの藤田さん、俄然やる気のでる参加者のみなさん。
見る見るうちに個性豊かなこけぼんさいができあがりました。完成した作品を、机にならべてみんなでほめあいっこ。どれも本当にかわいくてしかたない!!
「これからますます緑が濃くなってきれいになるよ」と藤田さん。まだまだ楽しめます。
日ごろ家事や育児におわれているお母さん。小さな自然に触れると笑顔になり、心が穏やかになりますよね。こどもたちも、自然を大切にするきっかけになればいいと思います。
「できあがったこけぼんさいをおじいちゃんにプレゼントする」というお母さんもいました。おじいちゃんの喜ぶ顔が目にうかびます。一つの取り組みでたくさんの笑顔がうまれました。
私は山や海など、自然は心の栄養!!と思うのですが、こんなに小さなこけぼんさいにも、みんなを笑顔にし、自然を大切にするきっかけ、穏やかな気持ちになるというパワーがあるということを経験することができました!
(西京極児童館 佐多)