NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2014

立町マイスクール児童館

宮城県仙台市

仙台白菜物語 ~ふるさと 野々島を訪ねて~

タイトル 仙台白菜物語 ~ふるさと 野々島を訪ねて~
協力NPO
  • 一般社団法人 リエゾンキッチン
  • 食の学人の会
その他協力者・関係者

仙台市荒巻マイスクール児童館

開催日時 9月6日・9月20日・以降随時
開催場所 各児童館 浦戸諸島 野々島
目的

宮城県には、かつて全国一の出荷量を誇っていた”白菜“という食材がある。地域の食文化資源を活用して、五感で感じたり体験する事で、食べ物に興味をもってもらいたい。また、仲間と出会い、地域の皆さんと交流をし、地域(ふるさと)の良さを発見したほしい。野々島は、東日本大震災で津波被害を受けながら「白菜の採種文化の保存活動」が行われている所で、採種されるタネは「学びのタネ」であることも実体験させたい。

概要

白菜のタネが日本に持ち込まれた明治時代、結球する白菜を育てること、またそれ以上にタネを採る事はなかなか思うようにいきませんでした。大正時代にミツバチなどの活動範囲を制限できる島でのタネ採りが成果をあげ、宮城県は大正末期から昭和初期まで全国一の出荷量を誇る白菜王国でした。当時採種が行われていた浦戸諸島の野々島において「白菜の採種文化の保存活動」が行われています。子どもたちが自分の手で育てた白菜の苗を野々島に持っていき、歴史的背景に触れ白菜のふるさとで地元の皆さんと出会ったり島内を散策することで、白菜をより身近なものとして感じたい。

昨年実施した種まきから収穫までの体験を通して感じた思いをもとに、今度は種まきから採種(採種に関しては来年度の活動)までを体験し、先人の苦労を感じながら、また被災してもなお活動を継続している思いを感じ、地域の食材にほこりが持てるようにしていく。

レポート

当日の様子・子どもたちの声・よかったこと

当日の様子

天気にも恵まれ、8月に児童館で種をまき育ててきた白菜の苗を持って、野々島

へ出かけました。そこでは白菜の採種活動をしているおばあちゃんたちが待っていてくださいました。そして、一緒に苗を植えたり種をまいたり交流を持つこともできました。2つの児童館の小学生・中学生・学生ボランティア・保護者の皆さん一緒に、土のあたたかい感触を感じながら白菜の成長を楽しみに帰ってきました。震災の被害が大きかった野々島の当時の様子をパネルで見たり、今も工事が続く様子をみて、それぞれの思いを募らせたようです。
子どもたちの声 白菜の種の小ささに驚いていた。自分たちの植えた白菜の花を見たい、種をみたい、採種をしてみたいという声があがっていた。
よかったこと 白菜を真ん中にして様々な出会いがあり交流が生まれ、大自然を満喫しながら、白菜のふるさとを感じることができた。身近にある白菜の歴史や奥深さ魅力を知り、自分たちが育てた白菜の成長を心待ちにする様子がみられた。

児童館・協力NPO・その他協力者の感想

児童館担当者

自分たちが植えた小さな種が白菜の苗となり、野々島の自然豊かな畑に植えるまでを子どもたち自身が体験する事ができてよかった。白菜がより身近な物となった。

協力NPO 白菜のふるさとを見てもらい、現地で活動を続けている方たちと出会うことができてよかった。春はぜひ花を見に来てください。
その他協力者

子どもたちが大自然の中でのびのび活動する様子がみれて良かった。

協力し合うことで活動内容が幅広くなった。

立町マイスクール児童館について

連絡先

住所 〒980-0822 宮城県仙台市青葉区立町8-1
電話番号 022-266-2851