修徳児童館
京都府京都市
こどもまちづくりいいんかい「サンタの地図がなくなった!」
タイトル | こどもまちづくりいいんかい「サンタの地図がなくなった!」 |
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協力NPO |
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その他協力者・関係者 |
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開催日時 | 12月13日(土) |
開催場所 | 修徳公園 および 周辺地域 |
目的 |
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概要 |
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レポート
当日の様子・子どもたちの声・よかったこと
当日の様子 |
当日までに協力NPO及び他各団体の代表者の方々と4回の"どんどこ会議"を開催し、それぞれの地域での役割や活動目標等の話し合いを深め、互いの持ち味を生かした役割分担をし、子どもと地域、そして地域を拠点に活動するそれぞれの団体とが互いに出会いつながりあうことを目標に準備を進めました。 NPO法人フリンジシアターの方々のシナリオに合わせ、子どもたちが実際に地域を歩き、地域を支えつくっているいろいろな人と出会う仕掛けづくりを児童館が担当し、子どもたちのまち歩きや仲間づくりのサポートをマチカドSOZO館の学生が担当しました。 子どもたちは一人に一つ受付で渡されたパズルのピースをさっそく集め、地図を作り始めますがまだまだピースが足りません。そこに突然登場したフリンジシアターの俳優さんたちのおはなしの世界に子どもたちは一気に引き込まれ、サンタさんへおくる地図のピースを探す旅に出かけます。俳優さんたちのコミカルな演技と、子どもたちを交えた表現遊びで体も心もほぐれ出発です。地図とまちのレジェンド8の写真を片手に4つのグループに分かれて出発しました。途中立ち寄った公園で待ち構えたSOZO館の学生さんと「だるまさんがころんだ」などの遊びをして、公園にいた幼児親子も仲間に引き入れ、全員サンタ帽子をかぶってまちを歩きます。途中、まちのレジェンドたちに会い、フリンジシアターの芝居小屋でコミュニケーションゲームをしたり、つくるビルでものづくりの作家さんと出会ったりして、地図のピースをゲットして児童館に帰ってきました。 児童館では、地元の消防分団の方々と消化体験をしました。たくさんのトッピングのお楽しみもついたみんなが考えた夢のカレーを食べて過ごしました。でもあと一つピースが足りません。 最後のピースは、グループごとにまちを歩いて楽しかったこと、出会ったものや人を体で見事に表現して(この木なんの木)ゲットしました。 そして、そんなすてきなまちの様子を全員でサンタさんに届けました。 もちろんクリスマスの日には、サンタさんから子どもたちに素敵なプレゼントがたくさん届きました。 また、つくるビルではこの日に合わせて「つくるビルin BLACK」を開催し、地域の大人や子どもを呼び込む企画を展開し、児童館が毎月1回開催している「青空だがしや」をつくるビルで出店しました。児童館の子どもたちもつくるビルでのだがしやさんにお買い物に行き、妖怪にも会って大騒ぎで楽しんでいました。 |
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子どもたちの声 |
「レジェンドに会えたのがよかった」「ほんまにサンタさんくるかなあ」 「パズルのピースってこの公園のどっかに隠してあるのとちがうの?さがしてみよ」「うちのグループのトナカイってめっちゃ面白かった」 など、ほとんど子どもたちはおはなしの世界にはまり込んでいました。 |
よかったこと |
協力団体のそれぞれの活動趣旨や子どもたちに届けたい思いなどを互いに出し合い、協力団体同士がそれぞれの特性を生かしながら、またお互いの足らないところを補い合いながら、地域に住む子どもたちと地域の大人をつないだり、まちで遊ぶことが実現できました。 大人の準備したものの中だけで遊ぶのではなく、子どもたち自らが発見したり、考えたり、突き進んでいく姿を大きく周りの大人が見守ることができて、改めて子どもの大胆さや面白さを感じられました。 |
児童館・協力NPO・その他協力者の感想
児童館担当者 |
どんな企画にしていこうかと思っているときに、地域と子どもたちをつなげる活動に取り組む仲間が集まり、どんどこ会議を進めるようになりました。どんどこ会議では、毎回新しいアイデアや工夫が生まれ、企画者側も夢や希望が膨らみました。児童館が関係機関以外の方々とつながることで大きな可能性を見出すこともできました。それぞれの持ち味を生かし、つながっていくようにコーディネートしていくことで、地域の方々ともより深くつながりあい、地域の方々の子どもたちへの思いや期待を知ることもできました。 また何より、子どもたちがいつも以上の力を発揮し、笑顔いっぱいだったことに感激しました。 |
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協力NPO |
企画段階から、どのように「まちを知る・まちとつながる」ということができるだろうかと考えながら、最後のアウトプットまでの流れを考えておりましたが、皆さんからたくさんの素敵なアイデアが出てきて、流れも共有できておりましたので、当日も円滑に進行できたと思っております。たくさんのスタッフや地域の方の支えのおかげで、子どもたちがのびのびと楽しめる場づくりができていたと感じました。 今後もこの街にあるNPOとして、子どもたちの豊かな表現力を引き出しながら、この街や人と益々つながっていければと思っております。 |
その他協力者 |
【マチカドSOZO館】 一人でも多くの子どもたちに、自分が育つ街の中に面白さや楽しいという経験や思いを見出してもらいたい。そんな子どもたちにとって、少しでも自分の街が好きになるきっかけが作れたらいいな。という思いと、この企画を通して子どもたちが夢中になって街中を歩き回り、それぞれの多様な力や視点、表情があふれる場が見たいという一心で「サンタさんへおくるてがみ」の企画から実施に関わらせていただきました。 修徳児童館、フリンジシアター、つくるビルのみなさんと私自身が実際にワクワクしながら楽しく思いを形にしていく喜びを感じた一方で、自由度を高める余白を残しながら、実施に向けて企画を作りあげていく難しさや自己の至らなさを痛感することもあり大変勉強になりました。 当日、子どもたちが夢中になって走り回っていた姿、大学生も子どものように生き生きしていた姿、この企画に関わったみなの溢れんばかりの笑顔、素敵な思いに触れた時、人やその想いの温かさに包まれて胸が熱くなりました。何より、子どもたちの発想力や表現力の高さはもちろん、そうした力を引き出すフリンジシアターの皆さんの子どもたちの心をつかむ関わり方には感動しました。 マチカドSOZO館としても地域の方と協力して準備を重ね、これほど直接思う存分子どもたちと関わることが出来た初めての企画でした。まだまだ至らない点も多いですが、今回を原点として、純粋に楽しむ心を忘れずに改善を重ねつつ、今後ともみなさんとワクワクの原体験となるような関わりやつながりを共に育み、共感させていただければと思います。 【つくるビル】 子どもたちが日常的に地域で楽しむ場所(=修徳児童館)で開催されるどんどこ会議に出席することにより、子どもたちに対して関心がもてたこと、子どもたちに何ができるかを考え、それぞれアイデアを出し、一団体では仮定さえしない素朴なアイデアを、役割分担を想定しながら具体性の高い話し合いができた。 当日つくるビルでは駄菓子屋の場所の提供、「妖怪」の紹介、受付対応、カレー作りの八百屋紹介(坂ノ途中)など、単発的な補助に留まるが、三者協力して修徳学区を盛り上げる事ができたと考えている。 当初は、カメラを子どもたちにもってもらい、日常生活の風景を切り取りながら収集していくという別のイベントで、修徳児童館の子どもたちに声がけをしたが、実際に同じ地域に有りながら、「こども」「児童館」「つくるビル」のなかにはつながりがなかった。 まずはどんどこ会議に出席し、いま進行中のイベントでできる事を探ってはどうかと木戸館長からお誘いいただき、つくるビルも修徳学区地域の施設同士の関係、人と人がつながり関係を深める機会を頂いた。 この地域に修徳児童館があることで、保護者が安心して子育てできる環境が整うように、演劇・現代美術(あるいはものづくり)の専門家が活動している施設があることは、その土地に住む住民にとってどんな良さになるか、ということを考えるきっかけとなった。 |
修徳児童館について
連絡先
住所 | 〒600-8449 京都府京都市下京区新町通松原下る富永町110-1 |
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電話番号 | 075-353-6399 |