NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2015

札幌市もみじ台ふれあい児童会館

北海道札幌市厚別区

子どもレストラン・ふれあい交流会(収穫祭)

タイトル 子どもレストラン・ふれあい交流会(収穫祭)
協力NPO NPO法人シーズネット
その他協力者・関係者
  • もみじ台街づくりセンター
  • もみじ台管理センター
  • もみじ台地区民生児童委員協議会
  • もみじ台地区青少年育成委員会
  • 厚別区食改善推進協議会
  • もみじ台地域の茶の間
  • 厚別区介護予防センター
  • みずほ楓会
開催日時 2015年8月22日(土)・2015年10月3日(土)
開催場所 札幌市もみじ台ふれあい児童会館・もみじ台管理センター
目的 地域活動支援の多様なノウハウや地域人材のネットワークを豊富に持っているNPO法人シーズネットと、子育て世代ともつながりがあり、子どもを中心とした事業を多く展開している児童会館が協働して、子育て世代や子どもたちにとって身近で興味のある事業を実施し、事業への参加を通して地域活動への関心を高めます。最終的には各世代が地域とのつながりを感じ、その重要性を認識して地域活動に積極的に関わり、地域全体が活性化することを目的としています。
概要
  • 子どもレストラン(8月下旬)

    もみじ台地区の食改善推進委員協議会の方から小学生を対象に冷蔵庫によくある食材を使って料理する方法を学ぶ。保護者や地域の高齢者を招待し、試食をしながら交流を図る。

  • ふれあい交流会(収穫祭)10月下旬

    このプログラムの集大成事業として、地域行事の主催団体に上記事業に参加した子育て世代が加わって、実行委員会を結成し、幼児から地域住民(高齢者)までが参加する交流事業を実施する。講座で学んだスキルを生かして、異世代間の交流を深める。

札幌市もみじ台ふれあい児童会館について

連絡先

住所 〒004-0004
北海道札幌市厚別区もみじ台東7-9-1
電話番号 011-897-4760

レポート

当日の様子

児童会館の畑づくり

6月から8月まで児童会館の畑できゅうり、ミニトマト、かぼちゃ、枝豆、にんじんを育てました。地域の方のアドバイスのおかげで例年にない豊作となり、8月の子どもレストランや10月の収穫祭でも収穫した野菜を使った料理を食べることができました。

地域の茶の間への参加

もみじ台管理センターで行われている地域サロン「地域の茶の間」へ参加しました。当日は、昔遊びの道具(おはじき・竹返し・あやとり・こま・けんだま・おてだま)を持参して、サロンに参加している地域の方と一緒に楽しみました。「懐かしい」と話しながら、昔覚えた妙技をこどもたちに教えてくださいました。

子どもレストラン

児童会館の畑で採れた野菜や日ごろ冷蔵庫によくある食材を使っての料理方法をもみじ台地区食生活改善推進協議会の皆さんに教えていただきました。また、作った料理で「子どもレストラン」を開店し、地域の方や保護者を招待して、食事をしながらレクリエーションゲームなどをして楽しみました。

ふれあい交流収穫祭〜笑顔をつなげるプロジェクト〜

児童会館の畑で収穫したじゃがいも、にんじん、かぼちゃを使って、食生活改善推進協議会の皆さんが「具たくさん豚汁・にんじんごはんのおいなりさん・かぼちゃだんご」を作ってくださいました。親子と地域の方や高齢者の方が同じテーブルを囲み、手作り名刺交換やテーブル対抗レクリエーションゲームを楽しみました。地域の中に新しいつながりを構築することができた1日となりました。

よかったこと

NPO法人シーズネットと連携することでこれまで児童会館ではつながりが薄かった関係機関ともスムーズにつながることができました。保護者世代や児童がNPO法人シーズネットの活動を知ることで、地域活動に対する視野を広げることになりました。

子どもたちの声

  • 地域の人のアドバイスがあるだけで、こんなに野菜を収穫できるなんて思わなかった。
  • 子どもレストランでは地域の人が包丁の使い方とかをすごくやさしく教えてくれて、うれしかった。
  • 収穫祭の豚汁が本当に美味しかった。
  • 地域に好きなおじいちゃんができた。そのおじいちゃんが参加する行事には参加したい。地域の人がみんなやさしい。

協力NPOの感想

今回児童会館に日ごろから関わってくださっている地域の方々、子育て中のお母さんたちが実行委員としてこのプロジェクトの準備、計画、実行までに参加していただきました。様々な出会いの場面があり、三世代交流が深まり、子どもにとって安心、安全なまちに近づいたこと実感しました。まちのどこかで会っても"あいさつ"ができるもみじ台、この地域全体が家族のようになれる日が近づいてきたように思いました。次年度はさらに地域の子ども、大人とがたくさんふれあえる事業を展開できるような取組を地域のみんさんと実現したいと思います。

その他協力者の感想

  • 今回のような事業が初めてでどうなるかと心配もあったが、参加した人全員が楽しめた事業だったと思う。児童会館とNPOが地域の中心となってさまざまな取り組みをしていってくれることを期待する。(地域の方)
  • 実行委員会になって初めて地域のことがわかりました。これからも協力できることはしていきたいと思いました。(実行委員会の保護者)

児童館担当者の感想

NPO法人シーズネットや事業サポーターの篠原さんから、児童会館だけの事業では気が付けなかった部分のアドバイスをいただき、事業の内容をより充実するものとすることができました。新しいつながりを作ることもできたことに加え、これまでつながりのあった地域の方とも事業の実施を通してより深い関係を構築することができました。