NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2015

糸満市立糸満がじゅまる児童センター

沖縄県糸満市

“みーかがん”の紙芝居をつくろう

タイトル “みーかがん”の紙芝居をつくろう
協力NPO
  • NPO法人 ハマスーキ
  • NPOいっぽ
その他協力者・関係者
  • 母親クラブ
  • 地域ボランテイア
  • 保護者
開催日時 7月21日、25日、8月初旬、23-24日、9月12日、11月1日、2月14日
開催場所 糸満がじゅまる児童センター
目的
  1. 糸満市の漁師玉城安太郎氏が考案したみーかがん(水中めがね)に実際に触れ郷土の先人の知恵やその功績について学ぶ。
  2. 紙芝居を作成する協働作業の過程で、お互いの違いや良さを認め合うことや、作品を作りあげていく楽しさ・充実感を味わう。
  3. 地域の大人との関わりを持ち、子ども達を取り巻く地域環境を整えていく
  4. 地域のNPOの方に児童館について理解を深めてもらい、連携するきっかけを作る
概要
  1. 調査

    NPO法人 ハマスーキからお話しを聞こう(海人工房資料館見学)
    ・ みーかがんの実物に触れてみる。みーかがんを作り、実際に使って試してみる。
    ・ みーかがんが作られた経緯
    ・ 玉城安太郎の生い立ち
    ・ みーかがんが作られたことの影響→ゴーグルの原型。漁業への影響

  2. 紙芝居作成→NPOいっぽ(絵・文章)

    ・ わかりやすい絵(描く材料)→絵を描く・切り絵・版画
    ・ わかりやすい表現

  3. 読み方の練習(宿泊研修)県立糸満青少年の家

    ・ 地域の読み聞かせボランテイアの講習→実際に練習をする
    ・ 講習終了後、楽しいキャンプファイヤーを行い、完成した達成感と仲間との連携意識を深め、発表にむけた意欲をアップする

  4. 発表

    ・地域むけ(敬老会)
    ・工房での発表
    ・中央図書館(読み聞かせ会)
    ・糸満まちづくりカフェ

糸満市立糸満がじゅまる児童センターについて

連絡先

住所 〒901-0361
沖縄県糸満市字糸満1410-10
電話番号 098-995-1937

レポート

当日の様子

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[7月] 工房見学に行き、講話終了後、ミーカガンを実際に作ってみました。

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[8月] 紙芝居の制作と仕上げのお泊り会をしました。

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[9月] やっと完成しました。地域の敬老会で見てもらいました。
[10月] 番外編を作成しました。

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[11月] 糸満市中央図書館で開催された「絵本のひろば」で発表しました。

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[1月] 糸満市2館合同児童センターまつりで発表しました。

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[2月] 糸満市健康福祉まつりで発表しました。

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よかったこと

  • 子ども達は学校でも紙芝居を披露したり、進んで発表する積極性がでてきました。
  • 児童館の存在を発表や地元ラジオ局を通してアピールできたことが何よりでした。
  • 協力的な保護者が増えたこと、思いがけず高校生と連携が取れたこと、一つのことに取り組むNPOが地域にいくつもあり、地域が深まっていくように感じました。
  • 母親クラブの活動を見直す良い機会になりました。

子どもたちの声

  • また、機会があれば参加したいです。本が好きになりました。
  • 楽しかったです。お泊り会は残念でした。

協力NPOの感想

  1. 地域で頑張るNPOをみて、NPOの活動を身近に感じてくれよかったと思いました。
  2. 協力する高校生を見つめる子ども達の憧れの表情をみて嬉しく思いました。

その他協力者の感想

  1. 高校生は、子ども達と触れ合うことができ楽しかったとの感想をいただきました。
  2. 保護者からは、発表する機会が何回もできたことを感謝する声がありました。

児童館担当者の感想

時間をかけて制作活動をするのは初めてでしたが、子ども達は楽しそうでした。思ったより時間がかかりましたが、最後までやり遂げる力を子ども達がもっていることも驚きでしたが、積極的に発表もするようになり子ども達の成長が感じられました。また、紙芝居発表の練習をみた児童の祖父母が漁師でみーかがんが家にあったことを得意げに話したり、先祖のルーツに興味をもつ場面もあり、予想外の展開に興味津々でした。