NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2016

福知山市立下六人部児童センター

京都府福知山市

外国にルーツを持つ親と子どもの学びのひろば

タイトル 外国にルーツを持つ親と子どもの学びのひろば
協力NPO
  • 特定非営利活動法人 京都丹波・丹後ネットワーク
  • Ma vie ~自分らしく生きる~
その他協力者・関係者
  • 福知山市立下六人部小学校
  • 福知山市立六人部中学校
  • 京都府食生活改善推進委
  • 下六人部地区民生児童委員
  • 人権ふれあいセンター下六会館
開催日時 2016年7月10日~2017年2月12日
開催場所 福知山市立下六人部児童センター
目的

日本の文化に慣れず、毎日の生活にも不安を感じている外国籍の親やその子どもたちが交流や学びの場を通して、つながることの大切さを学び、不安や様々な課題に立ち向かっていけるような支援を行う。

子どもも親も同じ地域に暮らすものとしてお互いを理解し、日本の文化だけでなく、異文化にもふれあい、互いが協力し合えるコミュニティを目指す。

概要

外国にルーツのある子どもを持つ親と子どもの交流会

  • 子どもたちが、スポーツやレクリエーションを通じて自尊感情を高め、自己肯定することによって仲間づくりの輪を広げ、困難に立ち向かう力を養うこ とが出来る。
  • また、親が楽しく過ごしている姿を見ることは、心からの安心が得られる。
  • 親にとっては母国語で話すことは、大きなストレス解消につながり、今まで悩みを話すことが出来なかった親たちが、子育てなどの悩みを話せるような親同士のつながりができるきっかけになる。

外国文化理解教室(スポーツ、料理、映画鑑賞など地域の子どもたちとの交流)

同じ地域に暮らす者として、互いの文化や習慣に関心を持ち、異文化を理解し受け入れることで、支え合う仕組みが出来る。

日本の文化の理解教室(地域の子どもたちとの交流)

異文化に触れ理解することで、さらに自分の身の回りのことが日本文化であることに改めて気づいてもらう。

外国にルーツのある親子の日本語学び教室

学校から配布される「おたより」などを教材として、それぞれの親と子どもが一緒になって理解し、学び合うことによって、実際の生活の場面でも活かされる。(※おたよりは、大人向けに作られているため、子どもにとっては漢字がわからなかったり内容が難しいことがある)

福知山市立下六人部児童センターについて

連絡先

住所 〒620-0842
京都府福知山市字長田2661
電話番号 0773-27-3299

レポート

当日の様子

外国にルーツを持つ親と子の交流会や地域の子どもとの交流会、英語であそぼう教室、学習支援活動を行いました。日本文化、外国文化を共に体験することで共通の理解が生まれました。話す機会の無かった人たちが交流でき、気軽に話すことできるようになりました。

よかったこと

  • 今まで面識のなかった子どもたちがつながり、笑顔を見せるようになり、元気になった。同じように親の間にも交流が始まった。
  • NPOとは、それぞれ得意な分野を受け持ち、様々な観点から企画・取り組みができ、行政の枠に留まらない活動ができた。
  • 必要な人材もNPOのネットワークから確保することができた。

子どもたちの声

  • 自分と同じ環境の人たちが、たくさんいることがわかって、がんばろうと思った。
  • 日本以外の親の国のことを知れて良かった。好きになれそうだ。
  • 田舎体験や昔体験が出来ておもしろかった。
  • クリスマス会やフィリピンパーティーなど外国のことをたくさんの友だちと体験できて、楽しかった。
  • 遊びながら英語が学べた。

協力NPOの感想

  • 試行錯誤しながらではあるが、行政とNPOそれぞれの役割・強みを活かしながら、対象者の未来を見据えた本当の意味での協働が出来たと思う。
  • 今後、子どもの貧困や高齢者・障害者福祉など多くの場面でよりきめ細やかな支援が必要となる中で、これがきっかけとなって協働・総働により様々な事業が展開されていくことを期待したい。

その他協力者の感想

  • 今まで遠くに感じていた外国の人たちを身近に感じられるようになった。
  • 高齢であるが、自分が地域に貢献できていると感じられることがうれしい。

児童館担当者の感想

  • NPOの協力を得て、地域の課題に取り組むことができ、参加の子どもたちや外国にルールのある親のみなさんが元気になっていくのがわかって嬉しかった。