NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2016

添田町立児童館

福岡県田川郡添田町

岩石山ミッションクリア!添田町スタンプラリー

タイトル 岩石山ミッションクリア!添田町スタンプラリー
協力NPO NPO法人 ハッピーライド
その他協力者
  • シニアパワーアップ塾
  • 添田町
  • 読み聞かせ団体「虹の会」
  • 添田町めんべい工場
開催日時 2016年11月19日
開催場所 添田町立児童館から岩石山周辺
目的
  • 日頃関わる機会の少ない地域の人達(シニアパワーアップ塾の皆さん)を活用し、イベント後にお互いに声をかけられるコミュニティーを形成する。
  • 参加する子ども達を異年齢でチーム分けし、縦割りチームでの活動によってお互いに思いやり、助け合い、協力する気持ちを育て、特に高学年にはリーダーとしての自覚を持たせる。
  • 岩石山にある施設(「添田JOY」「美術館」「添田公園」「不動池」等)をミッションの舞台として活用しまた、添田町にちなんだ内容の問題にする事で添田町の魅力を知る。
概要
  • 天狗にさらわれた地域の住人(シニアパワーアップ塾)を子ども達が、顔や性格などが書かれたカードを頼りに、チームで協力し児童館から岩石山までポイントでミッションをクリアしながら探して助けに行く。
  • 添田町の民話や伝説を活かしたミッション(例 「花月物語」を参考に天狗にさらわれた童子を探し出す 「鬼の材木岩」を参考に時間を決めて家を作ると鎧を手に入れる)「佐々木小次郎が添田出身」という説を参考にミッションしクリアしたら剣を手に入れる等)や子ども達の考えたミッション(例 大縄跳を全員でする 地域の方の名前を全員覚える 俳句を作る図書館での本探し...等のミッション)をクリアすると、子ども達の装備(武者衣装)を手に入れていく事が出来る。最後は天狗と戦い子供にとっては「宝(地域の人たち)」を救い出し、地域の人にとっては未来を作る「宝(子ども達)」が見つかり、お互いの存在の大切さに気付かせる。

添田町立児童館

連絡先

住所 〒824-0602
福岡県田川郡添田町大字添田1202
電話番号 0947-82-3402

レポート

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当日の様子

事業当日、早朝まで悪天候で実施できるか心配される中、参加者には事前に雨天でも実施する事を伝えていたので、決行に向けて準備を行いました。朝まで続いた雨空も開催時間の頃には曇りへ変わり、天候を心配せずに開催できるまでになりました。季節的にも会場となった「添田公園」は紅葉が美しく、寒くも暑くもない開催時期となり、散策的な側面もあり良かったと思います。

よかったこと

NPOハッピーライドさんとは以前児童館事業に関わってもらっていた経緯もあり、子ども達にとっても児童館職員にとっても信頼関係が作れていて、お互いに気兼ねなく考えを伝え、課題に向かって取り組む事ができました。児童館職員として毎日子ども達と関わっているが、ハッピーライドさんと協働する事で子供との関わり方についての視点の違いを考えるいい機会になりました。また、子どもの「自主性」を引き出す声掛け・関わり方を学ばせてもらいました。

子どもたちの声

スタッフとしてこの事業の企画に1から関わった子ども達にとっては、自分たちの意見を聞いてもらえ、その案を活かした内容になっていく事で企画する事の楽しさを体験する事ができたようです。シニアパワーアップ塾のシニアスタッフとは特にお互いの信頼感、きずなを深める事ができました。

(感想)地域の人と仲良くなれるきかいがあってよかったです。それに楽しかったです。

協力NPOの感想

事業に関わった人が笑顔で楽しんでいる様子が印象的でした。スタッフ会議に参加した子ども達も回を重ねる毎に積極性が生まれ、高齢者や低学年への気づかいもみられるようになりました。また、低学年も高学年に対して憧れの対象として見ていたことから、この「お世話される人からお世話する人にシフトチェンジ」こそ遊びの中の学びであり、成長のメカニズムだと感じました。それが古き良き日本に見られた向こう三軒両隣とも言うべき「地域で子どもを育てていた」に通じる物だと思います。

その他協力者の感想

地域の方(シニアパワーアップ塾):
名前をニックネームで呼びあったり、子どもと一緒にミッションに挑戦して自分が、子どもの頃に戻ったようでわくわくしました。

児童館担当者の感想

地域の方との子ども達が関わる機会を提供する事が出来良かったです。子どもの自主性を活かす難しさを知る事ができました。とてもいい経験になりました。