NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2020

神戸市立長尾児童館

兵庫県神戸市北区

長尾児童館子どもヘルパー活動

協力NPO
  • 長尾ふれあいのまちづくり協議会
  • NPO法人 場とつながりの研究センター
その他協力者
  • 神戸市立長尾小学校(長尾幼稚園・北神戸中学校など)
  • 各社会福祉協議会(神戸市・神戸市北区・長尾地区)
  • 長尾民生児童委員協議会
  • 長尾婦人会
  • 福寿会(老人クラブ)
  • 長尾自治会・上津台自治会
  • 日本インファントマッサージ協会
  • 地域応援プラザ北神
  • ディサービス『やすらぎの里』
  • 長尾消防団
  • 神戸三田プレミアムアウトレット
  • こうづだいまるしぇ実行委員会
  • 長尾グリーンゴルフ実行委員会
開催場所 長尾児童館及びそのエリアの地域施設
目的 地域の行事や児童館事業に小学校高学年及び中高生世代が、ボランティアとして、参画することによって、地域活動支援者を育てるとともに、児童館利用を促す。
概要

※採択時の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防のため内容が変更になる場合があります。

  • 地域団体や支援団体、幼稚園や各学校及びそのPTAとの交流事業の参画
  • 地域の伝承行事(おもちつき、しめ縄作り、とんど等)や児童館行事への参画
  • 農業体験、地域散策など、地域を知る機会を作り、地域交流の発展に繋ぐ
  • 地域のまつりやイベントに、ブース出展し、児童館のPRに貢献
  • 異世代交流(乳幼児親子と小中高生、高齢者と小中高生)行事の企画実施
  • 街頭募金の学習と体験・防災に関する学習と実施
  • 新しい遊びの開拓と実施
  • 高齢者との交流のためのツールとするインファントマッサージの講習会開催
  • 児童館子ども運営委員会 等

一つの事業だけでなく、年間通して、「子どもヘルパー」として参画し、交流、企画作りを体験させたい。とくに、継続的に地域等と練り上げて作り上げていく企画を数点取り上げ、大学生との協働事業として取り組みたいと考えている。

神戸市立長尾児童館について

連絡先

住所 〒651-1511
兵庫県神戸市北区長尾町宅原130
電話番号 078-986-1639

レポート

当日の様子

新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、大幅に活動内容を変更し、アフターコロナに向け、自分たちでできることを相談し、夢を叶えることが活動の主となりました。

「長尾児童館を盛り上げたい」という思いで取り組みは進められ、ヘルパー主催行事として、児童館を訪れる子どもたちが参加できる行事を企画・実施し、異学年交流の機会を増やしました。また、昨年度までの交流体験を生かし、形を変えて交流も継続しました。街頭募金は、時間で交代して行いました。地域伝承行事(お餅つき、しめ縄づくり、とんど等)は、参加人数を行事ごとに割り振った形で準備しましたが、全て中止となり残念でした。異世代交流(乳幼児と小中学生、高齢者と小中学生)では、濃厚接触を避けるようにリモートなどを活用した交流会を企画し、実施しました。

限られた時間の中、NPOの方々の協力のもと、高学年が率先して企画会議や作戦会議を進め、みんなが意見を出し合い、進めてきました。打ち合わせの回数を重ねるたびに、「してもらう側」から、「する側」へと少しずつ取り組みの姿勢が変わっていきました。

よかったこと

子どもヘルパーの活動が活性化しました。オリエンテーションでアイスブレイクを取り入れてくれたおかげで、緊張気味だった初めて参加した子どもたちも積極的に意見を述べることができました。これをきっかけに企画会議や作戦会議(準備等)でもいろいろな意見が出し合えるようになり、限られた時間の中でも準備や打ち合わせができるようになりました。活動中の子どもたちの声を細かく拾うことができました。ひとりひとりの活躍の場を設けやすくなりました。また、関われる職員の数に限りがあるので、運営面でも大変助かりました。

こどもたちの声

  • たくさんの活動に参加し、人の役に立てるのはこんなにも素晴らしいんだなと思ってもっと頑張ろうと思いました。
  • たくさんの活動を通してたくさんの人の役に立ててうれしかったです。
  • 振り返ってよく考える。すべてのまちの人を楽しませることと役にたっているかもしてないと思いながら活動していたが、自分はいつの間にか人の役にたってたんだなと思いました。

協力NPOの感想

自分たちだけが楽しいものではなく、だれかを楽しませるように考えて活動している。子どもヘルパーの活動をもっとしたいと言っていた子が多く、積極的な子が多いなと感じた。

その他協力者の感想

コロナ禍にあって、自由な生活や行動範囲を控え、生活に窮屈さを感じているご高齢の方々にとっては、子どもたちとのリモートでの交流会は何よりも楽しく潤う時間となりました。子どもの力は絶大だなと、いつも感じさせられます。今後も交流の機会をいただけましたら大変嬉しく思います。(リモート交流会感想)

児童館担当者の感想

コロナ禍にあって、地域との交流を主とした活動ができなかったのは残念でしたが、児童館を拠点として、NPOの積極的な協力を得て、子どもヘルパー自らが企画・準備・運営した「子どもヘルパー主催行事」という新しい形で行事が開催できました。子どもたちのやる気がこの活動の支えになっていると実感しています。