NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2020

加須市立児童センター 加須児童館

埼玉県加須市

子どもたちのやりたいことをカタチに!「my缶バッジを作ってみよう!」

協力NPO 東埼玉ボードゲームサークル
その他協力者
  • 利用者の保護者
  • 子どもたち(小・中・高生)
  • 地域の有識者の方
  • 地域のフラダンス指導者
    劇団KAZOの皆さん
  • 地域民生委員
開催場所 加須児童館及び市内商店街か他施設内(市のイベントの中に出店出来れば)
目的 子どもたち自身の意識と活動の広がり。
  • 子ども自身が楽しんで参画でき、事業の実施を通して、子どもたちのワクワクを広げ、参加する人々のワクワクも広げたい。
  • 子どもたちが事業への参画を通して、思いをカタチにすることを楽しんで欲しい。友だちと協力して何かに取り組むことの楽しさを体験して欲しい。友だちの大切さや、思いやりの気持ちを育んで欲しい。
  • 思ったことを、言葉で直接伝え会うコミュニケーション力を身に付けて欲しい。
※缶バッジ作り・アナログゲームを通して会話が広がる。
概要

※採択時の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防のため内容が変更になる場合があります。

  1. 「my缶バッジを作ろう」(小学生~高校生・親子まで誰でも)
  2. 「演劇鑑賞会とチャリン大会」(学童保育の児童と一般児童親子)
  3. 「秋の子どもまつり・ハロウィン」(小学生~高校生・親子まで誰でも)
  4. 「第2回 マイ缶バッジづくり」(小学生~高校生・親子まで誰でも)
  5. 「クリスマス会・みんなでフラダンスを踊ろう♪」(小学生~高校生・親子まで誰でも)
  6. 「アナログゲーム大会」(内容は子どもたちと検討)(小学生~高校生・親子まで誰でも)
  7. 子ども化学実験(色水、どんぐりゴマ)(小学生~高校生・親子誰でも)

加須児童館について

連絡先

住所 〒347-0064
埼玉県加須市東栄1-5-27
電話番号 0480-62-5331

レポート

当日の様子

「えがお」を届けよう ~ひとり暮らしのお年寄りへ手作り缶バッジのプレゼント~

地域にお住いの「一人暮らしの高齢者」250名に、子どもたちが描いた手作り缶バッジをプレゼントしました。配ってくださったのは、地域の民生委員の方31名です。8月8日から9月20日の期間、児童館に遊びに来た園児ひとりを含む、小学生、中学生55名が協力して描いてくれました。缶バッジの仕上げは、どんどこプロジェクトの推進メンバー、「チーム!令蘭2020」を中心に12名が頑張り、コロナ禍の中で、不自由を感じながらの非日常の中で、地域の高齢者の方に「笑顔」をお届けしたいとの思いで、缶バッジ一つずつに
『丸い小さなキャンパス画』をお届けします♥ 加須児童館に遊びに来る幼児から中学生の子どもたちが「えがお」をお届けしようと描いてくれました。2020年吉日
と書いたメッセージカードを添えました。

9月26日には贈呈式を行い、「チーム!令蘭2020」のメンバーから、民生委員の代表の方に250個の缶バッジをお渡しました。民生委員さんからは、お手玉やトランプ、なわとび、ボール等のプレゼントがありました。当日は「埼東よみうり」の記者の方が取材に来てくださり、和気あいあいとした雰囲気の贈呈式になりました。

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世界に一つだけのmy缶バッジを作ってみませんか

新型コロナウイルスの影響により、通常のイベントは中止となりましたが、3密を避けた環境下で参加できるよう「世界に一つだけのmy缶バッジを作ってみませんか」の実施内容を工夫しました。期間を14日間設け、幼児から大人までひとり1個制作可とし、缶バッジ用の用紙を持ち帰って児童館に来館された時に仕上げる等の対応もした結果、159人の参加者がありました。また、絵を描くテーブル5台を離して置き、各テーブルに鉛筆、色鉛筆、消しゴムを準備したところ、参加者が各自落ち着いて描くことができ、幼児連れの保護者の方にも参加していただけることが出来ました。出来上がったオリジナルバッジを手に嬉しそうに「良い記念になります。」との声をいただきました。仕上げは、「チーム!令蘭」のメンバーが土曜日や日曜日に来て作業を行い、平日は、保護者の方が、慣れてきてバッジ屋さんをしてくださいました。初めて手作りで缶バッジが出来上がると、参加者から毎回「おー」と感嘆の声があがりました。

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医療従事者の方へ、ありがとうございます!メッセージボードをお届け

「世界に一つだけのmy缶バッジを作ってみませんか」の期間中、地域内2か所の病院にむけた医療従事者の方へのお礼のバッジ作りの話をすると、自分のバッジ以外に25名の児童が協力してくれました。メッセージボードの仕上げは、美術の好きな女子中学生2人が素材選びからデザイン、仕上げまで引き受けてくれました。新型コロナウイルスの影響による2度目の緊急事態宣言もあり、児童館も休館を余儀なくされているため、作業が中断されてしまいましたが、休館明けの完成が楽しみです。

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よかったこと

  • 先の見えないコロナ禍の中で缶バッジを通して児童と高齢者の方との温かな交流ができました。子どもたちも、一人暮らしの高齢者が250名もいらっしゃることに驚き、自分のおじちゃん、おばあちゃんを思い出しながら描いてくれました。子どもたちの可愛らしい絵を民生委員の方が配ってくださったことに感謝しております。子どもたちと地域の高齢者の方への意識が深まり、子どもたち自身の地域への関心につながったと感じます。今後の地域の方との交流のきっかけづくりになったと感じます。贈呈式で記者の方から取材を受け新聞に掲載されたことも、子どもたちにとって貴重な体験になったようです。
  • 子ども会議で缶バッジの作り方の指導を受け、練習を兼ねて思い思いのバッジを作った時は、「チーム!令蘭」の子どもたちも目を輝かせていました。また、絵を描く中で、「毀滅の刃」の絵を上手に描く児童がいました。「ゲーム大会の商品にいいかな」と担当職員が思いましたが、「著作権について、考えてみるのも良い機会ですね」との助言をいただき、子ども会議で話題にしたところ、「その人が作った作品の権利だから勝手に使えない」という結論になりました。個人で描いて楽しむだけなら良いが、他人に渡す、ネット上に載せると法律の問題になることも理解し、良い学びの機会となりました。いろいろな機会に、学びの場があることを子どもたちと共に実感できました。
  • 子どもたちが、コロナ禍で気づいた「医療従事者の方への感謝の思い」をカタチにできたことに、子ども自身の社会への関心と意識の広がりを感じました。

こどもたちの声

チーム!令蘭2020メンバー

  • 今年度5年生でリーダーをし、大変な仕事だと思った。仕切る、まとめるなど仕事が沢山あった。
  • 「缶バッジ作り」楽しかった! 
  • 来年もやりたい!

協力NPOの感想

子どもたちと会う機会は少なかったことは、仕方がありませんが、缶バッジ作りや、アナログゲームをする子どもたちの楽しそうな様子を見ていて、嬉しく感じました。

その他協力者の感想

保護者の方

  • 缶バッジ作りは、とても楽しかった。
  • 簡単に奇麗に仕上がって感動しました。

児童館担当者の感想

初めて缶バッジ作りの楽しさを体験でき、コロナ禍の中でも、参加者の子どもたちや大人の方にも喜んでもらえる事業が実施できて嬉しく思います。

民生委員の方のご協力で、地域の一人暮らしの高齢者に缶バッジを配っていただき感謝しております。また、受け取られたお年寄りも喜んでくださったとお聞きし、嬉しく感じました。子どもたちも進んで協力してくれたので、沢山のバッジを作ることができて良かったと思います。地域の方との新たな繋がりが広がりました。