NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2020

金沢市立扇台児童館

石川県金沢市

子どもが主役!地域で遊べばみんな元気!!

協力NPO 特定非営利活動法人 クラブぽっと
その他協力者
  • 金沢市立扇台小学校ファーザーズ
  • 金沢市立扇台小学校
  • 金沢市扇台公民館
  • 扇台校区社会福祉協議会
  • 金沢高尾城址見晴らし台愛好会
開催場所 主に扇台校下周辺の野外(扇台校下周辺竹やぶ、扇台校下の畑、公園など)
目的

地域の公園や竹林、畑などを活用し、様々な遊びや自然体験活動を通して、子ども達に外遊びの楽しさを知ってもらい、日常的に外遊びを実施するきっかけづくりとする。また、外遊びを通して、「遊びを作り出す力=社会力」を育み子ども達の成長につなげることを目的とする。

地域の関係団体には、本事業を通して、子ども達の健全育成にとって、様々な外遊びや自然体験活動が大切であるということを再認識していただき、地域の中での社会教育がより実施されるよう、連携を深めることを目的とする。

概要

※採択時の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防のため内容が変更になる場合があります。

子どもリーダーになろう

さつまいもプロジェクト(自分のため)継続事業
地域の方の協力のもと、さつまいもを育て収穫する。植え付けかた、草むしり、収穫後のさつまいもの食べ方などはすべて子ども達で決める。

地域行事を企画しよう(人のため)継続事業
小学校の父親の会が毎年主催している流しそうめんのイベントの企画の一部を担当させてもらう。また、事前に竹やぶで竹の器、竹箸を作りイベントに持っていき参加者の方々に提供する。参加者の方に喜んでもらえるよう子どもが企画し、達成感を感じる行事にする。

自分達のやりたいことを企画しよう(自分のため)新規事業
昨年度、どんどこプロジェクト最終日に子どもたちからアンケートをとった結果様々な"やりたいこと"がでてきた。何をするか、何処で行うか、誰とするかなど子ども達が決めてチョット特別感のあるお楽しみ会を企画する。

誰でも参加OK!!あそびを作れる子どもになろう

プレイパークで遊ぼう(自分のため)新規事業
地域の公園で子どもたちが自主性や冒険心を発揮し自分たちのアイディアとスタイルで発見や創造しながらあそべる場をつくってみる。

金沢市立扇台児童館について

連絡先

住所 〒921-8141
石川県金沢市馬替1-29-1
電話番号 076-296-1180

レポート

当日の様子

7月11日(土) 【プレイパーク 子ども打合せ】

新型コロナウイルスの影響で、予定していたさつまいもの植え付けも出来ず、今回が第1回目の活動となりました。まず、アイスブレーキングを行い、プレイパークの説明・プレイパークの参考映像を見た後、実際にプレイパークを行う公園に行きました。あえて何も持たず公園に行きましたが、草や虫、穴堀りなど、それぞれに興味のあることを見つけて遊んでいました。児童館に戻って来てからは、次回プレイパークで行いたいことを付箋に書き出し、グループごとに模造紙にまとめ、次回の準備をしました!

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7月27日(月) 【プレイパーク 1】

午前中はどんどこメンバーのみでプレイパークの準備を行い、午後からはフリー参加者も加わり一緒に活動しました。午前中、メンバーたちは、自分だけが楽しむのではなく、午後から来てくれるフリー参加者も楽しめるようにと、子ども同士で相談・工夫をしながら、木材でお家を作ったり、泥あそびのためにプールに水をはったり、穴を掘ったり、ロープブランコを製作したりと、準備をしました。午後からはフリー参加者も加わり、思い思いにやりたいことをみつけ、子ども同士で自然と遊びを作り出していました。ドロドロ、ぐちゃぐちゃ、ハラハラ、ドキドキ&子どもの笑顔が沢山あった一日でした!

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8月3日(月)【プレイパーク 2】

7月27日と同じ内容で、午前中はどんどこメンバーのみでプレイパークの準備を行い、午後からはフリー参加者、地域の学童クラブの子どもたちも加わり活動しました。前回楽しかった遊びはまたやりたいという意欲がわき、どんどこメンバーは前回以上に積極的に準備をしていました。また、前回の活動からの学びを活かして、木材をバトミントンコートの仕切りに使って広場をさまざまに使えるよう、遊び方も工夫していました。前回参加した子どもが「楽しかったから」と、友達を誘ってきたり、噂を聞いたお母さんが子どもと一緒に遊びに来たりと、暑い一日にもかかわらず大盛況でした。

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8月21日【プレイパーク 3】

プレイパーク3回目ということで、どんどこメンバーは要領を得て自分から動けるようになってきました。また、仲間と相談し工夫する場面が増えてきたのは子どもの成長だと思いました。

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9月5日(土)【プレイパークのふりかえり・これからの内容決め】

プレイパークのふりかえりでは、スクリーンで写真を見ながら活動を思い出し、ふりかえり用紙に記入し、感想を発表し合いました。これからの活動については、子どもたちと相談の結果、フォトロゲイニング(地図をもとに、時間内にチェックポイントを回りながら写真を撮り、得点を集めるスポーツ。略称はフォトロゲ)を実施することになりました。また最終日には野外で焼き芋を実施することも決まりました。コロナ禍でも出来ることを子ども達と一緒に考えることで、与えられた行事ではなく、子どもが主体性をもって活動できる行事になると改めて実感した一日でした。

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10月3日(土)【フォトロゲ作り】

3グループに分かれ、一日かけて扇台校下を歩きまわり、フォトロゲのコース作りを行いました。25か所のチェックポイントを各グループで見つけ、また、そのチェックポイントの点数を何点にするかも子ども同士で相談して決めました。

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11月21日(土)【フォトロゲ・焼き芋】

午前中はチーム対抗で、フォトロゲを行いました。時間制限があるゲームなので、時間を気にしながら予定を立て、残り時間を計算しながらコースを変更するなど、チームでコミュニケーションを取り合いながら、各チーム優勝目指して頑張っていました。

午後からは、お楽しみの『落ち葉で焼き芋づくり』、この日のために子ども達は地域の公園などでごみ袋いっぱいに落ち葉を集めてきました。焼きあがるまでの待ち時間にフォトロゲの結果発表と表彰式を行い、一年間のふりかえりも行いましたが、焼きあがるのが楽しみでソワソワ(*^^*)

一緒に一年間活動した仲間と力を合わせて作った焼き芋の味はサイコーだったようです!!

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よかったこと

  • 児童館と地域とのつながりの中で、クラブぽっとさんのノウハウを活かした活動が出来ました。
  • コロナ禍で出来ることが限られている中、児童館の工夫や知恵だけではなくクラブぽっとさんの知識も活かし活動することが出来ました。

こどもたちの声

  • さつまいもでクッキングや、流しそうめんが出来なかったのは残念だったけどプレイパークは楽しかった。
  • プレイパークで思いっきり泥あそびができたのがサイコーだった。
  • フォトロゲで扇台校下を歩き回り、知らない場所を知ることができた。
  • 落ち葉で作る焼き芋はサイコーだった。
  • 仲間で色々なことが出来て、仲良くなれたのがよかった。
  • 来年もまたどんどこに参加したい。

協力NPOの感想

新型コロナウイルス感染症の影響がある中で、内容変更をしながらも事業が実施できたことは、児童館と普段からの連携や協力体制があったからだと強く感じる。

活動内容に関しても、子どもたちが外遊びの魅力や楽しさを再発見したり、地域を知ったりするきっかけになり、何よりスタッフも楽しく活動できたことが素晴らしかったと感じている。さらに、学童のスタッフや保護者、その他の大人にも活動の重要性を再実感していただいたことが収穫だったと思う。今後も連携しながら事業実施ができればと願っています。

その他協力者の感想

  • プレイパークでやりたい放題な感じがよかった。準備から片付けまで、どんどこメンバーがフリー参加者のために行ったことはとてもよかったと思います。
  • プレイパークでブランコまでロープで手作りし、みんなでロープを引っ張ったりして、一体感のある遊びが出来ることがどんどこの良いところだと思います。
  • 釘や木を使ったり、普段できないことを子どもが経験しているのがいいと思いました。
  • 自分の校下を端から端まで歩くことはないので、フォトロゲは楽しみながら地域のことを知ることができるいい企画だったと思います。
  • 自分たちで集めた落ち葉で焼き芋をする機会はないので、子どもにとって良い経験になったと思います。子どもたちが大人になった時に絶対良い思い出になっていると思います。家では出来ないことを沢山できるのが、どんどこの良い所だと思います。

児童館担当者の感想

今回は、協働らしい活動が出来たと思います。プレイパーク、フォトロゲ、焼き芋すべてにおいて児童館職員には実施経験がなく、スキルもなかったので、児童館職員もノウハウを培ういい機会になりました。