NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2011

松が谷児童館

東京都台東区

プログラム

~表現あそび・アートワークショップ~ 粘土であそんじゃおう!

松が谷児童館.jpg

タイトル 表現あそび・アートワークショップ 粘土であそんじゃおう!
協力NPO 自然生クラブ  代表:柳瀬敬 氏
その他協力者 地域のボランティア
日時

2011年11月12日(土) 

①10:30~12:00  ②13:30~15:00

場所 台東区立松が谷公園
ねらい
  • 筑波山麓の一軒の農家で、ハンディを持つ人たちと共同生活をしながら有機農業や創作活動を行い環境問題に取り組んでいる自然生クラブと土ねんどを使ったワークショップを通じて、都会では味わえない体験をする。
  • ひとりひとりの個性を大切に、お互い認め合うことで心を豊かにし、自己表現できる場とする
概要

①児童館近隣公園にて、自然生クラブスタッフによる指導のもと、体を使って土の感触を楽しむ。その後、個々に好きな形をつくりあげる。

②自然生クラブにて作品を乾燥させ、畑にて野焼きを行う

レポート

プログラムの様子・子ども達の声

当日の様子

11月にもかかわらず、汗ばむほどの陽気となった当日、NPO法人自然生クラブの柳瀬氏を講師に迎え、子どもたちが粘土あそびを行いました。

参加者は小学生を中心に、幼児親子13組を含め、各回25名。材料の土粘土は、自然生クラブのある茨城県、筑波山麓付近の物を準備して頂きました。

当日は、公園という地域に開かれた場所で、柳瀬氏と自然生クラブスタッフと共に、まず粘土あそびを行いました。

筒状の粘土を山のように積みあげ、重ねて大きな塔をつくったあと、指で穴を開けたり、丸めてたくさんの角をつけたり…としているうちにいつの間にか見事な「巨大オブジェ」が完成しました。 最初は、初めての感触に戸惑っていましたが、柳瀬氏の誘導のもと、子ども達もだんだんと夢中になり、手足どろだらけになって遊ぶ姿は圧巻でした。

そのあとは各自に筒状の粘土が行きわたり、一人ひとりの「作品つくり」の時間。色々な形の型を抜いて飾りを付けたり、ビー玉を入れこんだり、また切れ目を入れて放射状に開いた形状にしたりと、様々に変化をする粘土の感触を楽しみ、最後にはどれも個性的な作品が並びました。

 参加者からは、「たくさんの粘土が使えて楽しかった」「野焼きで焼かれる自分の作品が楽しみ!」と、目を輝かせて様々な声が挙がっていました。

そして、作品は自然生クラブにて、1月に開催された「野焼き」にて仕上げて頂き、参加者のもとへ渡されました。 また、台東区児童館合同作品展にも展示されました。

子どもたちの声
  • 土ねんどが気持ちよかった。
  • 自由に出来たことが楽しかった。
  • 自分の作品をつくれたのがよかった。
  • いろいろな形ができておもしろかった。
  • すごく楽しかった。 またやってみたい。
  • 出来上がりが楽しみ。
よかったこと
  • 粘土遊びは幼児から大人まで、また野外でダイナミックな感触遊びを楽しめたことが大変よかった。
  • 都会に暮らす子どもたちが普段触れることのない土粘土と向き合い、のびのびと工夫しながら制作する姿が多くみられた。

 

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児童館・協力NPO・協力者の声

児童館担当者
  • 現場指導をNPO法人の方にお任せできるため、職員は参加者の中に入り込み、遊びの展開をより広げることが出来た。
  • 協働事業ならではの体験や楽しさを実感し、様々な事を学ばせて頂いた。
  • 行事後、参加した幼児の保護者から造形の行事に参加していきたいとの声もあり普段できない、ダイナミックなあそびへのニーズの高さが伺えた。
協力NPO
  • 例年行っている公園で絵を描く事業とは違い、粘土を使うことで幼児も参加可能なダイナミックな遊びができた。今後、地元の小学校などでも展開していきたい。
  • 子どもも大人も楽しめて良かった。
  • 当日は晴天だったため、粘土の渇き方が想定より早かったため、保湿対策が必要であったり、野焼きの火の調節などは、今後課題である。
その他協力者
  • たくさんの土粘土を触ったり、遊んだりする機会がない為、このような行事は都会に住む子ども達にとって貴重な時間である。
  • 目を輝かせて遊んでいる子ども達を見ていて、自分も嬉しくなった。
  • 児童館だから出来るダイナミックな行事を、どんどん取り入れて欲しい。
この事業で得られたこと
  • 初の試みであったが、日常ではできない児童館とNPO法人ならではの遊びが展開できた。粘土という素材により幼児親子も小学生に交じって比較的安全に遊ぶことができるため、今後も継続していきたい。
  • 粘土は様々な使い方ができるため、同様のタイトルで様々な遊び方を工夫するなど、幅広い展開を考えていきたい。

松が谷児童館について


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連絡先

住所

〒111-0036
東京都台東区松が谷4-15-11

電話番号 03-3841‐6734