NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2011

深草児童館

京都府京都市

プログラム

深草の竹に学ぶ、竹細工

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タイトル 深草の竹に学ぶ、竹細工
協力NPO 京都・深草ふれあい隊 竹と緑
日時 2011年11月19日(土) 13:30-16:00
場所 京都市深草児童館
ねらい 深草地域の自然を支え深草地域の伝統産業の原材料でもある「竹」に学び、竹に親み、現地までの行程を通して子どもの自然体験と体力強化を図るとともに、ピザづくり体験を通して子ども達の創造性と協調性を養う。
概要 小学生約60人を引き連れて「竹と緑」の拠点に出かけ、竹林で竹の伐採や加工を間近で見るとともに、竹林で竹を使った遊びを行う。この後、「竹と緑」にあるピザ窯を使用してこどもがピザづくりに挑戦する。

レポート

当日の様子・子どもたちの声

当日の様子

天気予報どおり朝から雨のため、当初の「竹と緑」までの遠足を兼ねた企画を変更し、「竹と緑」のメンバーに児童館へ来てもらい、子どもたちが竹細工を習うプログラムとなりました。

 当日、午後1時に、前日までに伐採、小切りにした竹を持って「竹と緑」のメンバーが児童館に到着しました。準備作業のあと、午後1時30分から「竹細工教室」が始まりました。館長先生の挨拶のあと、「竹と緑」のおじさんから、この日の竹細工でつくる「おきあがりこぼし」について説明がありました。みんな真剣につくり方を聞き入り、この後、各自の「おきあがりこぼし」の材料になる輪切りにされた大小の竹を選びました。

そして、いよいよ制作開始。サンドペーパーで竹磨き。できた後に怪我しないように入念にペーパーで竹をこすりました。

この後、大きい竹の輪の中に小さい竹の輪を入れ、大小の竹に予め開けてある穴を合わせ、竹串を差し込み、接着剤で竹を固定しました。各自、竹の輪の丸型に切り抜いた画用紙に思い思いの絵を描き、これを竹の輪に貼り、「おきあがりこぼし」が完成。まだ制作中の子どもがいる中、早速出来上がった「おきあがりこぼし」を転がして何人かが遊びました。

そして、お待ちかねのおやつの時間。この日のおやつは、「竹と緑」の施設にできたピザ窯を使用した地元産材を使った自家製ピザ。どの子も「おいしい、おいしい」と笑顔で、残さずピザを食べました。
子どもたちの声
  • 遠足に行けなかったけど、「竹と緑」のおじさんが来てくれて「おきあがりこぼし」が作れてよかった。
  • 遠足に行けなかったけど、ピザが食べられてよかった。ピザはおいしかった。
  • 竹からいろんなものができることがわかった。
よかったこと

 雨になったにも関らず、本事業を実施できたことです。日程上延期することが困難であったため、「竹と緑」の協力で、急遽、室内でのプログラムに変更でき、内容も充実していたことです。子ども達が雨天で萎れるのではなく、元気に竹細工にチャレンジしてくれたことです。

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児童館・協力NPO・協力者の声

児童館担当者

雨で当初の企画内容はできませんでしたが、「竹と緑」の方に来ていただき、竹の話や竹細工の指導をしていただき、子どもたちも普段体験できないことができ満足そうでした。地元深草の竹を使用した取組が、2年続けてできたことは良かったと思います。今後もこのような活動が続けられたらよいなと思います。

その他協力者
  • 今回、雨のため、当初の計画を断念せざるを得なかった訳ですが、昨年深草児童館と協働事業を行っていたこともあり、急遽予定を変更した割には、竹の切り出し・小切り・運搬・当日の教室とスムーズに運ぶことができたと思う。
  • ピザについては、ピザ窯ができて数ヶ月ということで、何度か予行演習もおこなって本番に臨み、限られた時間の中でなんとかつくり、運ぶことができてよかった。
  • 参加した児童からピザがおいしかったという声を聞いて、肩の荷が下りた気持ちです。
この事業で得られたこと

今回、昨年に続き、NPO法人「竹と緑」との協働事業を実施し、京都・深草の竹を学び、親しむ活動を行うことができました。しかし、雨天のため、当初予定していた稲荷山ハイキングと「竹と緑」の拠点での竹遊びやピザ制作については行うことができませんでした。来年は、今年できなかった現地での企画を是非おこないたいと思います。そのためには、雨天になった場合でも、延期が可能になるように、関係者と調整する必要もあります。

深草児童館について

連絡先

住所 〒612-0031
京都府京都市伏見区深草池ノ内町2
電話番号 075-642-3413