当日はあいにくの雨でしたが、７０人を超える参加者が集まり、にぎやかな協働事業を実施することができました。

はじめにNPO魚沼創造理事長の樋口さんよりぬか釜の炊き方や構造について説明していただき、ぬか釜に火をつけるところを観察しました。

ご飯が炊けるまでの時間は、調理コーナーと子どもたちとのふれあい遊びコーナーに分かれて活動しました。調理コーナーでは、男性チームは地元の特産品である「もちぶた（豚肉）」や「八色しいたけ」などの野菜を焼き、女性・子ども・小学生チームは焼く野菜を切る作業をグループごとに行いました。子どもたちとのふれあい遊びコーナーでは広い遊戯室で言葉集めゲームをした後、功技台を出してアスレチック遊びをしたり、タオルケットで即席ハンモックを作ったりしました。大人の参加者が自分の子だけではなく、多くの子どもとコミュニケーションを図ることのできる時間を作り、特にお父さんたちが大活躍して下さり、子どもたちは大満足でした。

盛り付け作業も参加者と一緒に行い、ご飯、豚汁、バーベキュー（お肉・野菜）、イカ、人参を盛り付けして、おいしく頂きました。

児童館で開催する平日の子育て支援の講座では、母子の参加が大多数を占めますが、今回の事業は男性（父親）の参加を伸ばしたいという思いで取り組みました。今回は計画時に父親の役割をあえて多く取り入れ、おたよりでお知らせし、利用者の方に声かけしたところ、NPOの方も含め１１人の男性の方に参加していただくことが出来ました。協働事業の中で、子育てについてのお話や、児童館への期待などについてのお話をお聞きすることができ、良い機会になりました。

ぬか釜を使用し、地産地消のため地元の食材を使ったり、食器にリサイクル可能な「エコプレート」を使用することで地球環境を考える取り組みにもなったかと思います。

また、福島から南魚沼市に避難してきた方の参加もあり、災害復興の願いを込めて、皆で美味しくいただきました。

ぬか釜の使い方を教えて頂き、自分たちでも簡単に使えることがわかりました。来年度以降も、今回購入したぬか釜を使って収穫祭を行いたいと思います。大人数のため、盛り付けに時間がかかり、冷めてしまった食材もあったのが残念でしたが、時間配分については今回の反省を生かして再検討できそうです。

地元のNPO団体で地域の活性化に尽力されている方々と交流することができたことは、地域の将来を担う子どもたちにとっても意義のあることであったと思います。

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