NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2012

西都市児童館

宮崎県西都市

プログラム

夜はともだち!ネイチャーゲーム

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タイトル 夜はともだち!ネイチャーゲーム
協力NPO フェニックス宮崎ネイチャーゲームの会
その他協力者 さいと旗たて会
日時

1回目:2012年11月23日

2回目:2012年12月22日

場所 西都市 西都原古墳 第3古墳群周辺
ねらい

第1回

秋の夜をネイチャーゲームを通じて楽しむ。夜ならではの自然の営みや静けさを音として聴き、楽しむ(五感を働かせる)

第2回

冬の森をネイチャーゲームを通して楽しむ。三財のロキシーヒルならではの森林体験をする(冬の森ならではの自然の営みを感じる)

第3回

桜や菜の花が咲き始めた西都市で春のネイチャーゲームを楽しむ(五感を働かせる)

(今回は親子、兄弟で楽しめるよう企画する)

 

概要

第1回

今回は3回企画のうちの初の企画なので西都原古墳の台地(フィールド)で実施することになった。夕方からのネイチャーゲーム、夕暮れ時の自然の変化を感じよう(サンセットウォッチ)とネイチャーゲーム協会の古田代の指導のもとプログラムを実施。プログラム終了後、大自然の中で児童館スタッフ手作りの暖かい料理を食べながらその日の体験した感覚を語り合い共感する。

第2回

今回は3回企画のうちの第2回目の企画で三財の山奥の森(ロキシーヒル)でのネイチャーゲームを実施。冬の森に親しみ、冬の自然を見つける。また、目隠しをして周囲の自然を探索し、後でもとの場所に戻ってくる目隠し歩きや森の中に一人ずつ寝っころがって動物の声や風の音、虫の声などを聴く、ひとりぼっちなどのプログラムを実施。その後山小屋の外にある大鍋で豚汁を作っていただく。

第3回

今回はネイチャーゲーム3回企画のうち、最終企画。西都市の高取山公園をフィールドにして実施。

小高い山を登ったり、山頂の展望台で景色を眺めて楽しむ。その中でネイチャーゲーム(フィールドビンゴやミクロの世界等)を行い、春を見つけたり、感じたりして遊ぶ。プログラム終了後、大好きな春のところでお弁当をみんなでいただく。

レポート

当日の様子・子どもたちの声

当日の様子

自然体験のフィールドを3つに分けて、秋から春にかけての自然の変化や

その季節ならではの自然親しみ、発見をします。

1回目の秋の夜を体感する~夜は友だち!ネイチャーゲームで実施したプログラムをメインに紹介します。

①    感覚を広げる→《秋の自然を感じよう》で公園の夜の自然への関心を高める。

②    《木の実じゃんけん》

いろいろなドングリの実じゃんけんで交流し季節感を味わうと共に班を作りました。

③    《フィールドビンゴ》

公園を、ビンゴカードの中に書いてある、いい匂い、星、紅葉きいろい花、チクチクするもの、どんぐりなどをグループで探検した。秋の自然に親しみながら、様々な秋の夜の雨ならではの自然の発見です。。

④    《音いくつ》

周りから聞こえてくる虫や風の音などを注意深く数えます。

⑤    《小さな美》《ミクロハイク》

小さくて美しいものを見つけてフレームを置き懐中電灯で照らして一番美しく見えるところにセットし、虫眼鏡でのぞいた。一人一作品うをセットし参加者全員でお互いの作品を鑑賞してわかちあった。露がついた草の実や透きとおる葉脈が浮かびあがり、不思議な世界をかいま見る感覚を味わえます。

   秋のネイチャーゲームは5つのプログラムを実施しました。プログラム終了後、

あずまやに移動して大鍋で作ったったあたたかいおでんとおにぎりをランタンや懐中電灯のあかりで照らしながらみんなで美味しくいただき、今日の感動や発見を語りあいました。 解散後に見えた月明かりと星の輝きもまた美しい夜でした。

2回目の冬のネイチャ-ゲームでは、フィールドを山に変えて実施しました。

持ち山を体験活動の場として、解放してくださっている図師さんの協力で実施しました。

今回は、天候にも恵まれ冬ならではの空気を感じ、景色を楽しみます。基本のプログラムを場所を変えることで違う発見があり、子どもたちの歓声が山にこだまするようです。

ロキシーヒルならではの、「目隠しイモムシ」は、グループに分かれ、目隠しをし前の人の肩だけを頼りにしインストラクターやスタッフが先頭の子の手を引いて森の中を歩いて、木のきり株や木肌を触ったり、嗅いだり、五感を働かせて自然を感じるプログラムは、とても新鮮なものです。また、目隠しを外して、目の前に飛び込んでくる景色にも感動を覚え、連れて来られた道を帰りながら、「え~ここを来たの~?」っという声が聞こえてきます。帰り道も、ツリーハウスに登ったり、椎茸をとったり楽しみました。

最後に、山小屋の外にある大鍋で冬の野菜たっぷりのだんご汁をいただき心も身体もポッカポカになりました。

3回目のネイチャーゲームは春の自然を感じよう!です。フィールドを菜の花と桜でいっぱいの西都原に移してのプログラムです。今回は、家族での参加も呼びかけました。

1回目のプログラムと2回目に実施した「目隠しイモムシ」を加えてのプログラムを実施しました。この日は朝からあいにくの雨で、参加申し込み28名のところ半数ほどになってしましましたが、開始後徐々に雨が上がり始め、雨あがりならではの春の発見があったり、春の芽吹きを感じたりと、親子で楽しむことが出来ました。後半には、お日様がしずくを照らして神秘的な光景を作り出してくれて、参加したみんなにご褒美をくれたようでした。桜の木の下で桜吹雪舞い散る中、食べるお弁当はまた格別で、てんとう虫やちょうちょも春をつげにきてくれました。
子どもたちの声
  • 自然の中で、いろんな遊びが出来てとっても楽しかった。
  • 普段の生活では、見過ごしている事の発見や感動があり参加して良かったです。
  • 雨ならではの、自然の美しさを体感で来て本当によかった、特にミクロハイクでは、虫眼鏡で覗いた、雨に濡れた葉っぱのうぶげの美しさや、しずくがお日様の光に当たってキラキラと宝石のように輝いてきれいだった。
  • いろんな形のどんぐりがあって、それでじゃんけん遊びができたり、同じ葉っぱでも色形が違ったり、なかなか同じものってないんだなあ~って思った。
  • 目をつぶって耳を澄ますと、普段ではわからないいろんな音が聞こえたり、肌で風を感じたり、風の音がきこえたり、風にもいろんな音があったり沢山の発見があった。
  • 目をつぶると、ほかの手や足、身体のいろんなところが、周りの情報歩キャッチしようとして働いて、感覚が研ぎ澄まされるって聞いて、それが本当ってわかっって、人の身体ってすごいなあ~って思った。
  • 秋・冬・春のネイチャーゲームのすべてに参加しました。季節ごとに違う体験が出来て本当に楽しかったです。みんなで食べた大鍋のおでんやだんごじ汁、桜のじゅうたんでのお弁当もおいしかった。また参加したいです。
  • 親子で参加しました。最初は小雨だったのでどうしようかと悩みましたが、徐々にお天気のなって、雨上りの神秘的な景色や春を子どもと共感できて、本当に参加して得をした気分で楽しめました。ありがとうございました。
などと沢山の感想をいただきました。
よかったこと

ネイチャーゲーム協会の方の協力で今回のプログラムを実施することが出来ました。

児童館スタッフだけでは出来ないことが、協働という形をとることで実現出来、参加した子どもたちに四季を通しての自然の変化や自然の素晴らしさを五感を通して感じてもらうことが出来たと思います。また、スタッフにも気づきや発見がありスキルアップにもつながり、これからの児童館活動に反映できることを期待します。

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児童館・協力NPO・その他協力者の声

児童館担当者

今回の助成を受けることが出来、本当に嬉しく思います。以前より四季を通じた自然体験活動ができたらと思っていましたので、それを本当に実現することが出来、充実した活動を実施することが出来ましたこと感謝いたします。参加者やネイチャーゲームの協会の方も言われていますように、私達自身も、五感を研ぎ澄まし日常では出来ない貴重な体験を、子ども達と共に共感出来たことを嬉しく思います。また、回を重ねることで、私達の自信にもつながり、今後の児童館活動の中で、子ども達に自らプログラムを提供するという自信にもつながったと思います。

今後は、小学生だけに限らずで、未就学児とその保護者向けの体験プログラムなどにも取り組んでいきたいと思います。大変、充実した機会をいただき、ありがとうございました。

協力NPO

今回初めて、秋から春にかけての3回に分けてのネイチャーゲーム企画に協力することが出来て本当にいい場を与えていただいたと思います。

メディア漬けになり、自然体験が減ってきている子ども達が、五感をフル回転させて自然を体感してくれたようです。生きものののつながりや夜の神秘的な世界を味わったり、雨ならではの自然の発見ができたり、春の芽吹きを感じたり、四季を感じる事のできた素晴らしい企画だったのではないでしょうか。 今後も、この体験を活動に活かして頂けたらと思います。
その他協力者
  • 協力者としての参加でしたが、私達のほうが忘れていた感覚のスイッチを入れてもらったようで、逆に素晴らしい体験が出来ましたことに感謝です。
  • 大鍋で料理をするのに上手く薪に火がつかなかったりと悪戦苦闘しましたが、子ども達の笑顔に幸せを感じたひと時でした。(サポートスタッフ)
  • 子ども達に、このような活動をどんどんさせてあげて欲しい、いつでもロキシーヒルに遊びに来てください。(ロキシーヒル:酋長:図師さん)、
この事業で得られたこと

ネイチャーゲームで得られた事を、次年度からの活動に活かして、児童館の活動内容の充実させていきたいと思います。

募集方法に関して、低学年だけを保護者同伴にしていましたが、親子参加または、保護者参加も可というふうにした方がで、日常では出来ない親子の関わりが出来て良かったようです。保護者の方が、想像以上に感動されていたのに、親子または家族で同じものを見て発見や感動をするのも大切だと思い、最初から家族参加型の形をとっても良かった思います

西都市児童館ついて


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連絡先

住所 〒881-0014
宮崎県西都市下妻4
電話番号 0983-43-6117