桂徳児童館
京都府京都市
プログラム
自然とあ・そ・ぼ!!
タイトル | 自然とあ・そ・ぼ!! |
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協力NPO | PENS(ポジティブ・アース・ネイチャーズ・スクール) |
その他協力者 | 社会的認証開発推進機構 専務理事 平尾剛之さん |
日時 | 2012年10月1日(月) 小学校の運動会代休利用 |
場所 | 京都府城陽市 友愛の丘 |
ねらい |
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概要 |
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レポート
当日の様子・子どもたちの声
当日の様子 |
この日を待ちに待っていた子どもたち17人。ぜひ一緒にと保護者の方も含め総勢20人で児童館を出発しました。 バスと電車を乗り継ぐのですが、電車が遅れていて途中ハラハラ・ドキドキする場面もありましたが、大幅な遅れもなく友愛の丘に到着しました。 友愛の丘に着くとPNNSの砂山さん(にょろさん)・大学生ボランティアのエンさん・ザークさん・レオさん・ハッチさんたち5人が待っていてくれました。 合流し、挨拶をすませさっそく3つのグループにわかれてテーブルにつきます。 砂山さんから、カレー作りについて、片付けの方法や用具の扱い方の説明をうけました。 どのグループにもカレーを作ったことのある子がいたので、詳しい作り方の説明はせずに、子どもたちで力を合わせて作ってもらうことに。 「12時15分に完成を目指そう!」と約束の時間を決め、さっそくそれぞれのグループでカレー作りと薪を使っての火おこしを開始します。 「誰が玉ねぎ切る?」 「玉ねぎは目が痛くなるからいややなぁ・・・」 「それなら私、玉ねぎ切るね。」 「火つけたことあるから僕が火起こしいくわ。野菜は女の子でお願い!」 など、手際よく子どもたちが分担を決めていきます。 「火なかなかつかないね」といいながら、各グループについてもらった大学生ボランティアのお兄さんお姉さんの仕草を見よう見まねで火をつけます。新聞紙から大きな薪に火をうつすにもコツが必要です。こうやって空気を送ってね・・・のアドバイスをもらって根気強く火をつけます。 今回、PENSさんと児童館をコーディネートしていただいた平尾さんも合流して、全員で協力してカレーを作ります。 もうすぐカレーが完成!の直前に平尾さんは次の予定のためお別れに。 しばらくするとグツグツと煮込んだ熱々のカレーが完成!みんなで揃って食べました。 おかわりもみんなたっぷり、どのお鍋もすっかり空っぽです。 昼食の後片づけも終わって、午後からはロープクライミング!! 今回登るのは大きな2本の木! みんながカレーを作っている間にレオさんが1本ずつロープを垂らしてくれていて、6本のロープを登れるようにセッティングをしてくれていました。 いよいよロープクライミングというところで雨が降りだしました。カッパ・・カッパと持ってきたカッパを用意してロープクライミングに挑もうとしたのですが・・・雨は空からあまり落ちてきません。 「なんで・・・?雨ふってるのに雨ふらへんな?」 「木があるしや!」 「木の葉っぱってすごいな!!」 今回登る大きな2本の木のまわりには、たくさんの葉がおおい茂っていて傘の役目を果たしてくれています。そんな自然の現象にも子どもたちは驚きます。 しばらくすると雨もやみ、1グループごとに説明をうけてヘルメットをかぶってロープクライミングに挑戦開始!手と足を使って自分の力でのぼっていきます。 コツをつかむまではなかなか進まないですが、手と足の使い方を覚えるとあっという間に頂上付近まで到着! 木の上では 「先生、上から見ると眺めが違うわ!」 「すごい気持ちいい!!」 「鳥ってこんな風に(上からの景色が)見えてるんやな」 となかなか味わうことのできない景色を大満喫していました。 ロープクライミングが終わった後は、グループごとに再度、新聞紙と薪を使って火をおこし、焼き芋を作って秋の味覚を楽しみました。朝のカレー作りの時よりも火をつけるのも手慣れた様子。 「こうやって空気を送るんだよね」 と大きな薪に火をうつしていきます。 水に濡らした新聞紙をさつま芋にまきつけて、火の中に投入。ホクホクの焼き芋をみんなで食べました。 子どもたちからは 「帰りたくない」 「また次もやってほしい」 「絶対(また)来る」などの声があがり、 ふり返りでも「楽しかった」のほかにも「こんなことが知れてよかった」など新しい発見に満足した様子でした。 はじめはお互いをあまり知らない子どもたち同士のグループでは 「違うグループにいきたい」 「グループをわけてほしい」 と子どもたちからの声もありましたが、協力をしながらカレーを作り、ロープクライミングをして、一緒に楽しい時間を過ごすことで、最後には参加した子どもたち全員で1つのグループとなり遊ぶ姿が見られました。 たっぷり自然と触れ合い様々な人と関わりながら、子どもたちは自分自身で学んで経験し、プログラムが終わるころには朝よりもちょっぴり頼もしい子どもたちの顔を見ることができました。 自然の中で、子どもたち自身が主役になれる!そんなプログラムが行えました。 PENSのみなさんをはじめ、施設をかしていただいた友愛の丘の方々、今回の企画にご協力いただいた一般財団法人社会的認証開発推進機構・平尾さん本当にありがとうございました。 |
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子どもたちの声 |
(ふりかえりの中から)
(協働NPOさんへの感想)
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よかったこと |
普段は体験することのできない野外での調理や、児童館の職員だけでは行えないような専門的な技術が必要なロープクライミングの経験をするだけでなく、NPOの方や大学生のボランティアの方、保護者と子どもたちとで一緒に一つのことに取り組み、様々な関わりの中で仲間関係を築きながら子どもたち自身で考え、行動していく楽しさを感じてもらえた。NPOの方と児童館の協働によって生まれるおもしろさ、可能性を感じる取り組みになりました。 |
児童館・協力NPO・その他協力者の声
児童館担当者 |
本当に子どもたち自身が主役になれる意味のある活動であったと思います。のびのびとたっぷり自然と触れ合いながら、たくさんの人と関わり、五感を十分につかいながら子どもたちは自分自身で学んで、経験したくさんのことを感じてくれました。火をおこす時の真剣な眼差しも、自分たちで作ったカレーを食べる達成感のあふれる顔も、木の上からの景色に輝やかせた眼の色も、おいしい焼き芋にこぼれる笑みも、子どもたちが自分自身で考え、行動していった賜物であったと思います。子どもたちのそんな表情と「またやりたい!」の声を聞くとやってよかった思いと、次もぜひ様々な人とのつながりの中で、子どもたちが主役になる活動を行っていきたい思いが湧いてきます。 |
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協力NPO |
今回NPO協働事業として桂徳児童館さんと協働事業をさせていただきました一般財団法人PENSの砂山です。今回協働事業を実施させていただき、子ども達が一所懸命カレーを作り、ロープクライミングに挑戦している姿をみて、依頼を受けたこちらも元気になりました。今後とも、こういった事業を通して多くの子ども達に自然体験の楽しさを伝えて行きたいと感じました。今回は協働させていただきありがとうございました。 |
その他協力者 |
(保護者の方の感想) ロープクライミングというなかなか体験できないものを体験させていただきありがとうございました。子どももたいへん喜んでいたのでうれしく思っております。 |
この事業で得られたこと | 自然の中で遊ぶことでの新しい発見や気づきがあり、児童館の中だけでは学ぶことのできないものを今回のNPOどんどこプロジャクトの中で学んで持ち帰ることができました。次年度以降はさらに深く、自然とかかわり仲間と遊べる企画を行っていきたいです。 |
桂徳児童館ついて
連絡先
住所 | 〒615-8302 京都府京都市西京区桂徳大寺南町2番地 |
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電話番号 | 075-874-6125 |