NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2012

塩沢金城わかば児童館

新潟県南魚沼市

プログラム

ぬか釜体験・収穫祭

タイトル ぬか釜体験・収穫祭
協力NPO 魚沼創造
その他協力者 金城クラブ
わかばクラブ
認定こども園金城幼稚園金城保育園
日時 2012年10月13日(土)
場所 塩沢金城わかば児童館
ねらい
  • 「ぬか釜」を使い、環境を大切にする心を養う。
  • 地元の特産品である魚沼コシヒカリの収穫を祝い、郷土愛を育む。
  • 男性も参加しやすい内容にし、父親の育児サークル育成を図る。
概要
  • 当児童館では、農業体験をする「畑で作物・作物で料理」という講座を毎月開催しており、今回はその一環として「ぬか釜」を体験する。
  • 米の収穫の際に出るもみ殻は、ゴミとして処分されることが多い。「ぬか」=もみ殻を炊飯に使い、それを肥料として田畑にまくことで、土にかえす「循環」を体験する。
  • 男性も参加しやすい内容にし、父親向けの子育て支援および父親の育児サークルの育成を図る。

レポート

当日の様子・子どもたちの声・この事業でよかったこと

当日の様子 今年は、天気にも恵まれ大人29名、子ども51名、NPO5名、ボランティア6名、職員4名合わせて95名の参加がありました。
はじめに、NPO魚沼創造理事長の樋口さんよりぬか釜の炊き方や構造について説明していただきました。もみ殻をぬか釜にみんなで入れ、火をつけるところを見て、炊きたての魚沼産コシヒカリの新米を一緒に頂きました。
今回は、2つのグループに分かれて活動しました。
調理コーナーでは、「エリンギ」などの野菜を各自が切ったりちぎったりと作業を行い、NPO魚沼創造の方々からお肉「もちぶた(豚肉)」を焼いてもらい、温かいうちにグループごとに食べることができました。地元の特産品の美味しさを実感することで、郷土愛を育てることが出来たと思います。
遊びコーナーでは、広い遊戯室をクライミングウォール、ダンボール迷路、けん玉、大なわとびの4つの遊びで区切り、スタンプラリー形式で遊びました。お父さんたちが得意な遊びに入り、指導者になって子どもたちに教えている場面もありました。地域の大人と子どもとのかかわりが多く見られた行事になりました。
 
子どもたちの声 ・お肉やお米がとてもおいしかった。たくさん食べられて大満足!!
・ぬか釜炊きを初めて見られて感動しました。貴重な体験になりました。
・ぬかに触ることが出来て良かった。
・クライミングウォールやダンボール迷路などの遊びコーナーがあり、食べてからもたくさん遊べてよかった。
 
この事業でよかったこと 昨年は、あいにくの雨ということもあり、離れた所からぬか釜に火をつけるところを見ることしかできませんでした。今年は、実際に釜やもみ殻など使用する物を触ることができ、自分たちで釜炊きの準備もできました。
昨年は、全員が揃ってから「いただきます」としたので、せっかくの料理が冷めてしまったことが残念だったので、今年はグループごとに食べ始めるようにしました。炊きたてのあたたかいご飯や地元の食材をおいしく食べることが出来ました。さらに、天気にも恵まれ、屋外にテントを張り食事スペースを作ったことで、参加者及びNPOの方々との交流が出来ました。
 

 

児童館・協力NPO・その他協力者

児童館担当者 昨年よりも大勢参加して頂き、ボランティアの方にもお手伝いして頂き無事に行事を進めることが出来ました。なにより、参加者から「楽しかった。また来たい」という意見を直接聞けたことは、これからの講座、行事への励みになりました。そういった参加者の声に耳を傾けていき、地域のニーズに合ったものを提供できる児童館になっていけるようにこれからも努めていきたいと思います。
協力NPO ・大勢の方が来てくれてよかった。
・今回は、ぬか釜炊きの様子を参加者の目の前で行うことが出来てよかった。
・地域の人が多く集まり、様々な事で交流を図り、地元の物を食べることが出来てよかった。
・こうやって色んな方が集まってワイワイするのはいいですね。こちらも楽しませてもらいました。
 
その他協力者 ・子どもたちがイキイキしていた。そういう中に参加出来て本当に良かった。(ボランティア)
・子どもたちが野菜やお肉をたくさん食べてくれてうれしかったです。(参加者・母)
・自分で調理したり、外で食べたりすると楽しいですね(参加者・母)
・初めて参加したが、ぬか釜炊きを体験できたことはとても良かった。ぜひ、次回もボランティアとして参加したい。(ボランティア)
・大勢の参加があって子どもも大人も楽しめる内容だった。いろいろな方と交流が出来てよかったです。(ボランティア)
 
この事業で得られたこと 今年は、昨年よりも多くの方にご参加いただき、今回が初めて児童館行事へ参加という方が多くいたことは、大きな収穫でした。多くの方に児童館を知って頂く機会になりました。また、NPO魚沼創造理事長より説明していただき、NPOについても理解を深めることが出来ました。今後は、児童館の畑を生かして自分たちで野菜作りを行い、とれた野菜を使った料理が出来るように行事を進めてみたいと思います。また、男性ボランティアをはじめ、男性が活躍できる内容を盛り込んで計画して行きたいです。
今回特に良かったのは、ボランティアの参加人数が増えたことです。児童館職員自身も昨年の経験を生かして、あらかじめボランティアにお願いをする役割を細かく決めていたことで、充分活躍して頂けました。
前回、食事を一緒に食べたことで食べ物が冷めてしまったことをふまえて、全体の流れを考えました。その結果、スムーズに参加者を流すことが出来ました。また、グループごとに食べ始めることで、たくさんの人数をいっきにさばかなくてもよく、混乱がありませんでした。
外で食べたことにより気持ちが良く、前半組がそのままそこでくつろいでしまう姿もありました。そのため、後半組の人のスペース作りのため、急遽テントを追加して出すことになりました。そこまで予想していなかったので、食べるスペースはもっと余裕を持って考えておくようにしたいと思います。
ボランティアおよびNPOの方々の力は大変大きいものであり、95名もの参加者の集まる行事を運営するのは、児童館職員のみの力では不可能だったと思います。今回来て下さった方には、次回参加したいと言って下さっているのでこれからも協力いただけるようにしていきたいです。
 

塩沢金城わかば児童館について


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連絡先

住所 〒949-6408
新潟県南魚沼市塩沢1393-21
電話番号 025-782-5163