NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2017

玉川学園子どもクラブ ころころ児童館

東京都町田市

まち中が、子どもを守る児童館 -2017-

タイトル まち中が、子どもを守る児童館 -2017-
協力NPO
  • 玉川学園町内会
  • 玉川学園地区社会福祉協議会
その他協力者・関係者
  • 玉川学園・南大谷地区協議会
  • 町田警察署
  • 町田消防署・町田市消防団第一分団
  • 町田第五小学校PTA
開催日時 2017年7月14日~2018年2月末日
開催場所 玉川学園1丁目~8丁目地域・児童館・子ども広場
目的 2つのプログラムを通し、まちの住民が子ども達への支援を考え、「まち全体での子育て」を推進していく。また、子ども達は自分の住むまちに愛着と誇りが持てるようにしていく。
概要

プログラム1 ハロウィン

  • 町五小PTA有志(丘の上のウィッチーズ)による「子ども110番の家」の設置促進
  • ハロウィンの仮装衣装・ジャクオランタン作り
  • 仮装パレードで、まち中に宣伝。この事業の主旨を伝える。
  • 当日、仮装して自分の通学路にある「子ども110番の家」を巡り、顔見知りになる。
  • 商店街・小さなギャラリー会等も巡り、まちの人達とも顔見知りになる。

プログラム2

合同防災訓練

12月の合同防災訓練(町内会・消防署・消防団・幼稚園・保育園・児童館)を通し、幼児達に対し、災害時にどのような対応をとるのか、システムを構築するのを目的とする。そのための避難場所の安全確認、防災倉庫の拡充をまちぐるみで考える。

マップ作り

地域の特性である急斜面地での危険マップ、地層マップ、逃げ道マップ作りをする。専門家による講演会の開催。子ども達と立体地層マップ作りをし、危険箇所についての熟知をはかる。

玉川学園子どもクラブ ころころ児童館

連絡先

住所 〒194-0041
東京都町田市玉川学園3-35-45
電話番号 042-710-1475

レポート

当日の様子

ハロウィン

通学路をもとに、児童館から自宅へ向かうコースを5つ設定しました。仮装した子どもたちは各コースで子ども110番の家に立ち寄り、「トリックオアトリート」の合言葉を言って、お菓子をもらいました。そして子どもと110番の家の方が、互いに顔見知りになることができました。その後、110番の家を140軒増やすことができました。

合同防災訓練

玉川中央幼稚園・さくら保育園・玉川学園町内会と合同で震災訓練を行いました。3丁目子ども広場へ避難した後、町田第五小学校へ行き、防災倉庫の中にあるものを見せてもらいました。その後は各園がよく利用する道で、職員と子どもたちが危険個所を確認しながらそれぞれ園へ戻りました。

3Dマップ作り

玉川学園・南大谷地区協議会の共催で、玉川学園の3Dマップを作りました。縮図の勉強から始まり、実際に玉川学園を歩いて、地図を描いてみるなど、住んでいる地域の特徴を捉えていきました。そこから、玉川学園の等高線を調べ、それをもとにスチレンボードを使って、3Dマップを作っていきました。出来た地図を、多くの方に見てもらおうと発表会を開き、会に来た方々は、大人顔負けの作品を見て「凄い!」と驚いていました。

よかったこと

通学路付近に住む地域の方だけでなく、子どもたち自身の防犯・災害に対する意識が高まった。事業終了後もその成果として、子ども110番の家への登録が増えている。

子どもたちの声

  • 今年は校長先生達5人が一緒に110番の家巡りをしてくれた。ちゃんと仮装していたよ。嬉しかった。
  • 110番の看板がいっぱいになって、まちが黄色くなったよ。
  • 危ない所をいっぱい見つけたよ。大人の人たちがびっくりしてほめてくれたよ。

協力NPOの感想

ハロウィンも合同防災訓練も、児童館から始まったことだが、3年目の今年は、まちをあげての一大イベントになった。これは単に子どもたちを守ろうという事業ということではなく「児童館発のまちづくり」が根底にあるからだと思う。これからも一緒に頑張って続けていきたい。

その他協力者の感想

小学校

子どものことを思って、このような行事があり、まち中が一体となっているのを見て、この地域の底力を見たと同時に、児童館は単に子どもの遊び場との認識が変わった。児童館とは更に連携を深めなくてはと思った。

商店会

商店街の活性化につながったハロウィンは、これからも協力していきたい。

児童館担当者の感想

参加者が多いイベントなので、運営・管理の面では大変な部分もあるが、参加者だけでなく、サポートとして参加するスタッフも皆楽しそうだったことが嬉しかった。また、近隣幼稚園・保育園・町内会など、事業に関わる地域の方と打ち合わせを重ねる度に、子どもたちの安全を真剣に考えてくれる人が大勢いるということを実感することができた。