NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2017

福知山市前田児童館

京都府福知山市

地域の『WA(わ)』プロジェクト

タイトル 地域の『WA(わ)』プロジェクト
協力NPO NPO法人 ふくちやま元気まちづくりの会
その他協力者・関係者
  • 福知山市前田教育集会所
  • 前田教育集会所運営委員会(自治会・老人会等)
  • 福知山市雀部小学校・日新中学校
  • 前田児童館運営委員会(民生委員・PTA・子ども会等)
  • 京都府農地・水・環境保全向上対策協議会(雀部地区前田・川北支部)
開催日時 2017年8月未定(~2018年2月末日)
開催場所
  • 福知山市前田児童館
  • 福知山市前田教育集会所
目的
  • 食の大切さを学び生きる力を高めるとともに他者を思いやる心を身につける。
  • 地域探検(歴史)を通して、子どもたちと危険箇所の確認をし、危険回避能力を高める。
  • 地域全体で子どもたちを見守るネットワークにつなげる。
概要

1. ふれあいキッチン

  1. 子どもとシニアのふれあいキッチン
    高齢者とともに食事を作り、子どもは高齢者等から調理の基礎を学び、生きる力を高める。高齢者は子どもに調理技術を教えたり、子どもに声をかけ、一緒に食事をすることで、双方の孤立、孤食、欠食をふせぐ。また、高齢者が生きがいを得る居場所となる。
  2. サマーフェスティバル
    子どもが主体的に行事に関わり、リーダーシップを発揮できる機会にする。「できる」「やりきる」経験を積む。
  3. わくわく収穫祭
    春に植えた米や野菜の収穫を地域の方と体験し、収穫の喜びや食への関心をたかめる。伝統的な餅つきを体験する。
  4. 元気まつり
    子どもたちが地域のまつりに参画することで、地域の多様な人との関わりや交流をもち、希薄化している人と人とのつながりを回復する。親子で時間を共有するとともに、地域での人間関係を信頼されるものにする。

2. 地域探検

子どもとともに地域を歩き、地域のすばらしさを知る。危険な場所等についても周知をはかり、安全マップつくりに発展させる。

福知山市前田児童館

連絡先

住所 〒620-0867
京都府福知山市前田1212-1
電話番号 0773-27-6711

レポート

当日の様子

第1回子どもとのシニアのふれあいキッチン

初めての取組で児童館職員やボランティアと子どもたち、シニアで戸惑いがあり、ボランティアが先に準備をし子どもたちが見守り、シニアがお客さんとなり今後の課題となります。

report_maeda01.jpg

第2回子どもとのシニアのふれあいキッチン

前回の反省を踏まえて班分けをきっちりし、最初にシニアと子どもたちが同じテーブルで説明を聞くことで理解が出来、調理もスムーズに進み、子どもたちとシニアの方とが助け合いながらお好み焼きを焼く事が出来ました。次回(4回目)は、今回と同じ班で実施します。

report_maeda02.jpg

第3回子どもとのシニアのふれあいキッチン

児童館行事で植えた米やサツマイモを使い、収穫祭としておもちつきをしました。環境保全向上対策協議会の役員さんの指導でおもちつきをし、ついたおもちを丸めて、きな粉や砂糖醤油等好みの味付けをしていただきました。地域の方やシニアの方と交流が出来、来年度も実施していきたいです。

report_maeda03.jpg

report_maeda04.jpg

第4回子どもとのシニアのふれあいキッチン

今年度、最後のふれあいキッチンで前回と同じメンバーで班分けをした結果、これまで2時間以上準備に時間かかっていましたが、1時間で準備が出来ました。来年度は、買い物も含めて参加者が主体的に取り組むことで、子どもたちの成長に繋げていきたいです。

よかったこと

  • 地域の方々とふれあう場になり、料理や食事を通して交流することで、楽しい時間を過ごすことができた
  • 児童館、NPOがそれぞれの特徴を生かして事業を行うことができた
  • 同じ地域に住む人と関わることでネットワークが広がった

子どもたちの声

  • みんなで楽しく作れ、おいしく食べれてよかった
  • 上手なキャベツの切り方を説明してくれた
  • いつも一人で食べているので、今日はみんなと食べられて嬉しかった
  • 大人の人に気を遣わせてしまって申し訳なかった

協力NPOの感想

当初、計画を立てるにあたり、シニアの方と子どもたちが協力して調理をし、食べることができるか心配していましたが、回数を重ねるごとにスムーズに出来るようになり、大変喜んでいます。

しかし、課題は多く、地域の皆さんには協力していただけましたが、地域を限定した事業とした為、事業の周知に小学校の協力が得られない状況でした。

本来、食育に関して一番関心を持ってもらいたい小学校の協力を得られるように来年度はしていきたいです。

また、親がいなくても(共働き・ひとり親家庭)子どもたちが自宅でも調理をし食べるという力をつけることができるように取り組んでいきたいです。

その他協力者の感想

  • 今日はご苦労様でした。みなさんの喜んでくれる顔が見られて、こちらも嬉しかったです。これからも仲よく遊んでください。[京都府農地・水・環境保全向上対策協議会]の方より
  • 男女問わず料理することは、人間形成においても大切なことなので、しっかりと家族の一員として協力できる子に育ってほしいです。[前田児童館運営委員 民生委員]の方より
  • 子どもたちのパワーをいただき、若返りました。[前田区老人会]の方より

児童館担当者の感想

初めての取り組みで、どのように進めていけばよいのか、主催する側が戸惑い悩むことがありましたが、シニアの方と子どもたちが、自然に班ごとの交流をし始め、打ち解けてくれました。

4回目には、顔も覚え、いろいろな話をしながら、楽しく交流することができました。しかし、子どもの心無い行動で、シニアの方を傷つけてしまう場面がありました。食の大切さを学ぶことはもちろんですが、相手に対する言葉づかいや態度等、他人を思いやる気持ちの大切さも関わりの中で学べるよう、声掛けやサポートをしていく必要があったと感じています。