NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2017

森の子児童センター

沖縄県浦添市

シーサープロジェクト

タイトル シーサープロジェクト
協力NPO
  • NPO法人 琉球二ライ大学
  • NPO法人 沖縄県自立支援センター・イルカ
その他協力者・関係者
  • 神森小学校PTA
  • 勢理客自治会及び地域民生委員
  • 神森小学校
  • 近隣保育所及び福祉施設
  • 浦添市地域包括支援センター
  • チョコゴリラ
  • 神森中学校区地域保健福祉センター
  • 厚生女性保護会
  • 浦添市てだこ未来応援員
開催日時 2017年7月29日〜2018年1月25日
開催場所 勢理客地域の全般(小学校・保育園・保育所・地域包括支援センター)
目的
  • 移動児童館を小学生と一緒に運営しながら地域の、保育園や介護施設等に絵本の読み聞かせや、体験交流活動等を定期的に開催し、児童館の啓発活動を行うとともに地域交流の機会とする。
  • 移動児童館の巡回活動や、地域の人達とのふれあい体験交流を通じて、地域の歴史や文化に触れ、自分たちの暮らす地域に関心をもつ機会とする。
  • 勢理客の象徴とも言える獅子舞(国指定無形文化財)を通して小さい子から大人まで一緒に事業に参加する中、地域の活性化を図る。地域に誇りが持てるようになる。
概要
  • シーサープロジェクト発足会
  • 小学生企画会議(第1回)
  • 運営会議(協働事業参加者)
  • 絵本、「ぼくのまちの十五夜祭」(浦添市に伝わるお話をもとに製作した絵本と歌:浦添市・勢理客、獅子舞編)を読み聞かせを地域の保育園や、介護施設等を移動児童館として巡回して交流する。また、国の無形文化財に指定されている勢理客獅子舞の素晴らしさを子ども達が伝える。
  • ラジオ体操交流会(毎年行われる、地域での夏休みのラジオ体操に参加し、ラジオ体操の後に朝の地域清掃活動を行い交流を深める)
  • 防災学習1(福祉避難所の運営を考える)
  • シーサーつくろう会! パート1
  • 防災学習2(小学校における避難所運営)講師:井出文雄先生
  • 沖縄県自立支援センター・イルカ運動会(こども実行委員会参加)
  • 沖縄県自立支援センター・イルカ運動会運営
  • 活動製作発表会(学びフェスタ参加)
  • 反省会(振り返り会)

森の子児童センター

連絡先

住所 〒901-2122
沖縄県浦添市勢理客1-4-1
電話番号 098-874-7610

レポート

当日の様子

  • 第3回「勢理客防災避難訓練」執行委員会4回
  • 防災講話:「校長」から「避難所所長へ」
    ~地震被災者支援に社会教育手法で対応する広安西小避難所~
    広安西小学校の事例から学ぶ!!
  • 防災学習:避難所HAGゲーム
  • 夏休みラジオ体操応援対
  • 4学年レク(面シーサー作り)
  • 移動児童館(勢理客十五夜祭)
  • 勢理客避難訓練拡大会議
  • 第3回勢理客防災避難訓練
  • 勢理客防災避難訓練振り返り会
  • NPO法人 沖縄県自立支援センター・イルカによる絵本の読み聞かせ

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よかったこと

防災以外の課題解決に向け多様なプログラムを盛り込んだ今回の事業だったが、様々な団体と協働でき成し得ることができた。また、プログラムを通して多くの地域住民や保護者も巻き込むことができた。児童館が地域の拠点になることを改めて実感するとともに、地域コミュティーとして様々な地域課題を発信しながらも、地域と共に問題解決に取り組める関係性を築き上げたい。地域の子は地域で育てる。地域の皆さんと共に成長していると思う。

子どもたちの声

  • 地域の祭りに参加するのも初めてだったし、影絵の読み聞かせがとっても面白かった!上手だったよって褒められて嬉しかった。またやりたい!(6年女子 Nさん)
  • 影絵を音楽に合わせて動かすのが難しかったけど本番で成功したのから良かった。さばさんに、切り絵の作り方を教えてもらい自分でも作れるようになったので楽しかった。(4年男子 T君)
  • 土をこねるのは楽しかったけど、獅子舞の顔を作るのは思ったより難しかった。でも、完成したら思ったよりカッコよくできたので嬉しかった(4年 Y君)

協力NPOの感想

防災HAGゲームを、学区関係者・行政関係者・学生・子ども・一般人等、様々な人が参加するなか、避難所の混乱がゲームであっても想像できた体験は大きいと思うので、それぞれの地域に持ちかえり、今後の防災学習に役立ててほしいと思います。

その他協力者の感想

防災講話のアンケートより
  • 小学校の教師を目指していて、学校として避難時にどのような支援や助け合いができるのか、どのように地域と連携していくことが大切なのか様々な部分を学ぶことができました。(琉球大学生1年)
  • 今回、教師の目からどのようなどのような支援を行っていたのか、どのような工夫をしていたのか、どのように子どもに寄り添っていやかについて聞くことができとても良かったです。去年、地元の熊本で被災しました。特に大きな被害は無かったのでボランティアをしようと思い、地元で仲良かった人たちに声をかけて中学校でボランティアを行っていました。県から派遣された職員の方が思っていたよりも動いてくれず、まあ、学校を機能していなかったため、私たちで作った高校生ボランティアで避難所を運営していました。なので、今回のように学校が機能して、避難者のニーズに合わせることに対する工夫を知ることができ、本当に良かったです。(琉球大学1年)
防災学習避難所HAGより
  • こんなにも多くの地域住民を巻き込んだ避難訓練は始めて見ました。小学校は小学校、幼稚園は幼稚園で避難訓練を行うのではなく、本当に災害を想定した訓練となっていて良かったです。また、避難訓練だけに終わらせず、色々な組織・団体個人と繋がることで更に上の段階の防災になっていると感じました。(琉球大学4年)
シーサープロジェクトより
  • 4学年の親子レクで始めて面シーサー作りを体験しました。一人ひとりの表情の違う仕上がりに感動したり、子どもの感性に驚いたり、仲西さんのお話で勢理客の獅子舞の歴史も知ることができました、ありがとうございます。(4学年保護者)
夏休み「ラジオ体操プロジェクト」より
  • ラジオ体操プロジェクト。朝早くのおにぎり作りは慣れるまでは疲れたけど、あっと言う間の夏休みだった。いつもは一人で食べる朝食だったけど、夏休みのおにぎりの日は、みんなで食べる朝食がとっても楽しくて最後の日は寂しく感じたよ(80代女性 Nさん)

児童館担当者の感想

  • これまで、どんどこの事業を3年間通して実施する中で出てきた新たな地域課題を防災だけではなく、地域住民同士のつながりや子育て世代の地域への参画ととらえ、様々な事業を盛り込んだ内容になった。事業一つ一つに子どもを中心に置くことで、多様な関係者と協働、連携することで充実した取り組みとなって、多くの保護者、地域住民を巻き込んだ活動に広がった。また、児童館の開催する行事や、取り組みに保護者の協力を得る機会が多くなったことで地域行事へ関心を持って参加する様子が見られた。地域住民や保護者・他の団体から一緒に何かをしたいとの声が多く上がったことについても、これまでのどんどこの取り組みの蓄積が大きいと感じることができた。
  • 防災についても、学校からサイドから年間行事に盛り込む事が決まり、児童館が発信するのではなく学校と地域が主体となって活動することが決まったことも大きな成果となった。